校長室から

校長室から

弁当の日

6月21日に、創立記念の行事として、ドッジボール大会が行われます。学年縦割りでA~Hチームにわかれ、8チーム対抗で行われます。私は、Aチームの監督です。今日はそのための作戦会議兼弁当による会食でした。大変盛り上がるとのことで、Aチームの生徒たちは、コーチの三浦先生の作戦を真剣に聞き、明日の優勝を確認し合っていました。                            
 作戦その1:元気に楽しむ
 作戦その2:使用する2個のボールを四角形の対辺にもっていき、後ろを向いた敵をあてる
 作戦その3:当たりそうになったらレシーブし、味方がキャッチする
 先生と生徒の距離が近い学校になっている要因の行事のようです。
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6月の朝会講話より

 校訓の「勤労」、教育目標の「自ら学ぶ人」「勤労を尊ぶ人」に関連して、『なぜ学ぶのか?』『どのような資質・能力を身に付けるのか?』について話をしました。
 私が子どもの頃(今から40年から50年前)は、高度経済成長の時期で、大量に物を製造して売る時代だったので、たくさんの知識を詰め込む教育が必要でした。今の子どもたちが10年後、15年後に大人になる頃は、超少子高齢化、グローバル化、人工知能の発達の時代になり、先が見えにくい時代になることでしょう。ある学者は、今の職業の半分はなくなる、つまりロボットができる仕事はロボットに任せる(実際に、自動車の自動運転、スパーでは買い物かごに入れて会計の場所におくだけで計算してくれるところがでてきている、病院も機械で会計ができる)時代になるだろうと言っています。
 そこで、生徒たちに、何のために勉強し、どんな資質・能力を身に付けなければならいかを考えさせました。「君たちは円の面積が求められます。そうです、(半径)×(半径)×(円周率)です。」このことが生活の中で役に立つと感じた人はいますか?・・・・・・テストでは役立っていますが、生活ではまったく使っていませんね。」「生活の中で役に立つ勉強は、知っていることを使って新たなものを発見することにあります。古代エジプトの時代に、ナイル川がたびたび氾濫し、土地の境が分からなくなり、縄張り屋さんという職業の人達が、3:4:5の直角三角形を発見し、測量したことによって土地の争いがなくなったと言われています。それが何度も続けられ、数学が発展しました。」
「円は三角形の集まりです。 
三角形の面積の求め方(底辺)×(高さ)×1/2から、円の面積の求め方が見つけ出せます。また、古代エジプトの数学者タレスは一本の棒でピラミッドの高さを求めて見せました。」   たくさんの三角形の底辺は全部集めれば円周の長さです。また、三角形の高さは、円の半径のことです。したがって、
(底辺)×(高さ)×1/2=(円周)×(半径)×1/2
              =2×(半径)×(円周率)×(半径)×1/2
              =(半径)×(半径)×(円周率)   となります。
「このように、知っていることを使って、新たな価値を見いだす能力が、これから、我々人間に必要な能力です。テストに出ることは、もちろん土台ですからできなければなりませんが、このような能力を身に付けようと勉強してください。授業の中の先生の問いかけに、『主体的・対話的に深く考え』てください。そして、生活の中で生かし、社会に貢献してください。」
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県春季卓球大会を見てきました

6/3(土)、県総合運動公園内のトレーニングセンターにおいて、県春季卓球大会個人戦が行われ、3年生の一人が参加しました。1回戦敗退でしたが、強い相手に堂々と向かっていく姿が、総体での活躍につながるでしょう。
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県春季陸上大会を見てきました

6/2(金)、佐野市運動公園陸上競技場で、県春季陸上大会が行われました。

共通女子800M惜しくも4位  ゴール前の粘りに感動しました

1年男子1500Mでは2位と、すばらしい結果を出してくれました。
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5月の朝会

 
5月17日の朝会は、1学期の学級委員の任命、校長の話、学習指導主任の話でした。
【校長の話より】
学級委員を中心によい学級をつくってください。よい学級とは、
①一人一人を大切にする学級
②何でも言える安心感のある学級
③高め合う学級
いじめが起こる原因は、人は自分と異なるものを嫌う傾向があるからです。人はみんな違いがあることを1枚の絵で体験させました。若い女性にも、年配の女性にも、どちらにも見える絵を見せました。
「自分とは異なっているところを、その人のよさと見てほしい。」
『いじめは、その人の人生を狂わせてしまいます』
『いじめのない、居心地のよい学校・学年・学級を』
『よい環境から、よい成長あり』
『本当に強さとは、優しさである』
二宮尊徳先生の教え・・・あらゆるものには徳がある・・・万象具徳
             どんなものにも よさがある
              どんなひとにも よさがる
             よさがそれぞれ みなちがう
             よさがいっぱい かくれている
             どこかとりえが あるものだ
             もののとりえを ひきだそう
             ひとのとりえを そだてよう
             じぶんのとりえを ささげよう
             とりえとりえが むすばれて
             このよは たのしい ふえせかい
学習指導主任からは、中間テストに向けての心構えについて、話をしました。 
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ご心配をかけました 復帰します

 腰椎椎間板ヘルニアの手術が無事に終了し、5月15日(月)から復帰できることになりました。大変ご迷惑をおかけしました。傷病休暇中、PTA総会で新しいPTA組織がスタートしました。前PTA役員の皆様には大変お世話になりました。平成29年度のPTA役員の皆様には、保護者と職員の橋渡しになっていただき、子どもたちのためによい教育活動ができるよう、互いの考えを出し合って取り組んでいきたいと思います。また、ゴールデンウィーク中には、郡市春季体育大会が行われ、各運動部はベストを尽くした試合ができたと聞いています。部活動の目的は、勝利をめざし目標をもって自主的に活動すること、同じ志をもった者が好ましい人間関係をつくり、人間性を高めていくことにあります。3年生にとっては、夏の総体が最後の大会になります。残り3ヶ月、しっかり自分を磨いてほしいと思います。
 3年生は、5月20日から修学旅行があります。校長に代わって、教頭が引率します。体験をとおして、身のある、思い出多き行事になることを願っています。
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保護者会に向けて〈地域とともにある学校〉

4月28日(金)は授業参観・PTA総会等・学年保護者会があります。教員は保護者の方とともに心を育てていこうと、道徳の授業の準備をしています。授業をよく見ていただき、家庭でお子さんと振り返って話をしていただければ、効果は倍増します。よろしくお願いします。
ところで、私事になりますが、5月中旬まで、椎間板ヘルニア手術のため学校を休ませていただくことになってしまいました。大変申し訳ありません。PTA総会での校長あいさつは、教頭先生に「私からのあいさつ文」を読んでもらうようにお願いしました。私の考えている学校経営について説明をします。どうぞご理解いただき、ご協力をよろしくお願いいたします。6月30日の保護者会では、皆様の前であいさつをさせていただきます。また、その日の「生き方講話」では、講師にサトーカメラの専務さんに来校いただき、子どもたちにとって今後の生き方の指針となるような話をしていただく予定です。ご期待ください。
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入学式《豊かな心》

  
満開の桜の中で入学式が行われました。
校長式辞(一部抜粋)
  新入生40名の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんの入学を在校生、職員一同心待ちにしておりました。心から歓迎いたします。今日から皆さんは歴史と伝統のある物部中学校の生徒となりました。ただいまの呼名に対して、堂々とした返事は、これからの中学校生活での希望と期待に満ちあふれていました。必ず、すばらしい中学生になってくれると確信しました。
  いよいよ今日からスタートする中学校の三年間は、皆さんの長い人生からすればほんの短い期間ですが、心も体もそして学力も一生のうちで最も伸びる大切な時期です。中学校で学んだことは生涯忘れず、大人になってからの生活の基盤になると言われています。
  さらに、本校は二宮尊徳先生の教えが今なお息づいており、その教えを校訓にしています。従って、尊徳先生の教えで再生した物部地区をさらに発展させるために、本校職員と本校生徒には、明日の物部地区を担う人間を育てること、明日の物部地区をしょって立つ人に成長することの使命があります。
  そういった大切な三年間のスタートである入学にあたり、新入生の皆さんに校訓の中の「至誠」と「勤労」の2つを話し、歓迎と期待の言葉にしたいと思います。
  一つめの「至誠」についてです。至誠とは、「まごころ」のことです。相手を思う、うそのない本当の気持ちです。中学校の三年間でたくさんの人と関わることとなるでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・相手を思う、うそのない本当の心、「まごころ」をもってつきあえば、人から信用され、慕われ、当てにされ、頼られることでしょう。中学校の三年間は、人のために尽くせる自分をつくるために、また、人から信頼される自分をつくるために、「まごころ」を育む期間であると言ってよいと思います。お互いが信頼という絆で結ばれた学年を創ってください。
  二つめの「勤労」についてです。勤労とは、ただ一生懸命働くとか、勉強するという意味だけではありません。社会に役立つ成果をめざして働いたり、勉強したりという意味もあります。これからの三年間の学習、生徒会活動、学校行事、部活動を通して、世の中に出たときに社会に貢献できる能力を身に付けてください。これからの時代は、人工知能の発達、高度情報化時代と言われ、先が見えにくい世の中になります。その時頼れるのは知識・知恵です。この三年間でしっかり勉強してください。先生から教えられた知識を覚えるだけでなく、それらを活用して、新たな知恵を生み出せるように、友達と議論し合い、深く学ぶ習慣をつけてください。
  校訓の中の「至誠」「勤労」について申し上げました。心を1つにして、至誠・勤労の人になれるようにがんばっていきましょう。
  保護者の皆様に申し上げます。お子様のご入学誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。本日から皆様のお子様をお預かりいたします。全職員が一致協力して皆様のご期待に添うよう、一人一人の生徒を見守り、育んでいきたいと思います。
  中学生は心と体の成長の最も激しいときです。保護者の皆様もお子様の言動に戸惑うことがあるかも知れません。家庭も学校も子どもを教育するという同じ立場です。保護者の皆様と、共に子どもたちを育てていきたいと考えております。本校では、学習や行事、部活動での成功体験によって、自己肯定感を高め、覇気のある生徒、学校づくりに努めて参りますので、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、式辞といたします。
      平成29年4月10日   
            真岡市立物部中学校長    清宮敏明
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卒業式

3年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
本日の私の式辞を掲載しておきます。

式 辞

 校庭に吹く風も暖かさを増し、春の訪れを感じる弥生のこの良き日、真岡市産業環境部長成毛純一(なるけじゅんいち)様を始め、多くのご来賓のみなさま、保護者のみなさまをお招きし、平成二十八年度物部中学校卒業式をかくも盛大に挙行できますことに、心よりお礼申し上げます。

 ただ今、晴れて卒業証書を手にした 37名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。一人ひとりの凛々しく堂々とした姿に、九年間の義務教育を終え、自ら選択した新しい道へ旅立つ強い決意が感じられます。
 卒業生のみなさんは、この物部中学校のリーダーとして、あらゆる行事の先頭に立ち、見事に本校の歴史と伝統をつないでくれました。特に、一、二年生とともに本気で取り組んだ運動会や文化祭では、見ているものに多くの感動を与えました。今年の運動会は、縦割りの紅白戦となり、3年生の強い統率力を必要としました。初めての試みにもかかわらず、あなたがたは見事その大役を果たし、「一生懸命は人を感動させる」そのことを我々大人に教えてくれました。合唱コンクールでの魂のこもった「親知らず子しらず」そして「走る川」。どちらの曲も、十数人での合唱とは思えない美しく力強い仕上がりとなりました。また、授業や部活動においても集中力と積極性にみちた豊かな時間を共有してくれました。
 3年前に、小学校の先生方から、「この子たちは、心根の優しい子たちです」と、引き継ぎを受けました。心根が優しい、それはどういうことか、この3年間で我々教職員は、その意味を知りました。
 さて、我々の人生の持ち時間を平均80年として、それを一日24時間に置き換え、生まれた日を午前零時とすると、あなたたち15歳は、人生時間の今何時頃にいると思いますか?ちなみに私は現在60歳。これを80:60=24:Xの比例式に当てはめると、私の人世時刻は現在午後6時。これから、夜のとばりのおちた時間の中を明かりを灯しながら進むことになります。さてみなさんの比例式80:15=24:Xの答えは、明け方の4時半になったばかりです。日の出前の4時半。みなさんは、まだ眠っていく時刻。これからもうすこし眠って、起きて、朝日を浴び、一日の活動をはじめよう、まさにそんな時刻です。夢に向かって胸膨らませ、何かを新たにはじめる。すべては「まさに」これからです。
 ここで、朝4時半にいるみなさんへ、午後6時にいる私から、2つアドバイスをします。ひとつは「失敗をおそれずに」。失敗を恐れてなにもしないのは、ゼロのかけ算と一緒で答えはいつもゼロです。『本気』は周りを動かし『熱意』は不可能を可能にします。
もうひとつは「小さな目標を積み重ねることです。「夢」の実現には今このときの1つ1つの行動が連続しています。華やかな夢の実現の裏には実は地味で目立たない小さな努力が積み重なっているのです。ご家族をはじめ、あなたを支えてくれる多くの方々の応援を追い風に、大きく羽ばたいてください。みなさんが手にした「未来行き」のチケットは「あきらめない限り、いつまでも有効」です。 
 最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご卒業誠におめでとうございます。入学以来、さまざまなご心配やご苦労を経て、今日のこの日を迎えられたことと思います。教職員一同、これからも卒業生の成長を楽しみにしております。また、3年間本校教育にご支援ご協力を賜り、厚く感謝申し上げます。
 それでは、卒業生一人一人が失敗を恐れず、地道な努力を積み重ね、それぞれの夢を実現させることを期待するとともに、みなさんの未来に「幸多かれ。」と心から願い、式辞といたします。  

                     平成二十九年三月九日          

                     真岡市立物部中学校長 岡 直美

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