日誌

2016年8月の記事一覧

夏休み明けは要注意!

  42日間の夏休みもあと僅かとなりました。夏休み中であっても、学級・学年や部活動等での適切な指導のお陰で、子供の命に関わるような交通事故や水難事故等もなく、無事に夏休みが終了できますことに感謝申し上げます。
   さて、もうすぐ2学期が始まります。授業等の通常の学校生活が開始されることになります。とはいいましても、子供の気持ちは夏休みが始まるときとは打って変わって、何となく重いというのが本音ではないでしょうか。我々大人であっても、長期休業後の出勤となると気持ちは重いものです。ましてや子供は、宿題の提出があったり授業が再開されたりと、子供にとっては負担を感じるものが多々あります。もちろん、それを乗り越えていくことが大切なのですが、中には正論だけでは通らない子供もいます。不登校がまさにそれであって、長期休業後は要注意です。さらにそれだけではありません。
 昨年のこの時期に、内閣府の分析から、子供の自殺が最も多いのは夏休み明けの9月1日であることが明らかになりました。そして、これが報じられた1週間後の朝、群馬県沼田市の中学生が電車に飛び込み自殺しています。その日はこの学校の始業式だったそうです。不幸にも統計上の危機が現実となってしまいました。
   子供にとっての危機は至るところにあります。たとえ「自殺」であっても決して対岸の火事ではありません。思春期の子供は、傷つきやすくガラス細工のような脆い一面を持っています。特に、子供の深層心理は複雑で、大人には理解しがたいところがあります。だからこそ、教師はその兆候を見逃さず適切に対応することが求められるのです。しかし、いじめによる自殺にみるように、子供がSOSを発信し続けているにもかかわらず、それを察知できないことがあるのです。教師の危機意識の甘さを感じざるを得ません。
  明日では手遅れになる場合があります。なんらかのSOSを発信し、助けを待っている子供が目の前にいるかもしれません。学校では、そういった子供をいち早く発見し適切な対応をしなければなりません。夏休み明けこそ、教師の教育的敏感さが最大限に要求されますので、各学校での対応をよろしくお願いします。

子供との「つながり」が生命線

 夏休みも中盤になりました。現在のところ各学校におきましては、これといった大きな事件・事故等もなく、無事に夏休みの中盤を迎えられていることに感謝申し上げます。
 おそらく夏休みであっても、三者面談や家庭訪問を行っている学校がたくさんあると思います。また、定期的に子供たちに電話をかけたり、暑中見舞いを書いたりしている先生もいることと思います。そういった先生方の努力で、夏休みでも子供たちとの「つながり」が維持され、特別な問題等も起きていないのだと思われます。
  以前新聞に、いじめと不登校を乗り越えて、都内で開催される絵の公募展に出展するという、女性の方の記事が掲載されていました。
 その方は、中学生の時にいじめにあって不登校となり、高校への進学を諦めてしまいました。特に、対人恐怖症や摂食障害になった時期もあり、そのときは生きるのが辛くて死ぬことも考えたそうです。しかし、残る家族のことを思うと死ぬことはできなかった、と当時の心境を述懐しています。自ら命を絶つことを留まらせた最大の要因は、家族との「つながり」だったのです。
 こういった一線を越える行為を抑止するのは、やはり家族と固くつながっていることなのですね。
 この例に限らず、誰かとつながっていることが人の行為に少なからず影響を及ぼします。夏休み中の子供たちであれば、教師の存在は無視できません。学習や生活、更には問題行動等、教師との「つながり」が子供たちの生活を左右します。特に長期休業中は、顔を合わせる機会が少なくなりますので、教師と子供との「つながり」が生命線になります。したがって、先生方におかれましては、大変でも引き続き、子供との「つながり」が保てるよう、よろしくお願いします。