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2017年12月の記事一覧

予防こそ最大の危機管理

 冬至(12月22日)が近付き、寒さも一段と厳しくなってきました。本格的な冬の到来とともに、心配されるのはインフルエンザの流行です。
 厚生労働省は12月1日(金)に、今季のインフルエンザの流行が始まったと発表しました。栃木県ではそれよりも一足早く、11月20日(月)~26日(日)の週にインフルエンザの流行期に入ったと発表しています。
 言うまでもありませんが、インフルエンザの対策は予防が一番です。先生方は予防接種を受けたでしょうか。先生が子供より先に罹患してしまっては、学校でのインフルエンザ対策に支障をきたします。予防の基本は「予防接種を受けること」と医師は言いますので、是非とも先生方も予防接種を受けていただきたいと思います。そして、うがい、手洗い、アルコール液消毒、マスクの着用、換気、さらには規則正しい生活で体力を維持し免疫力を高めておくことが大切です。先生方の心がけ次第で、罹患を回避することができますのでよろしくお願いします(それでも罹患してしまうことはありますが)。
 では、学校でできることは何でしょうか。私が校長で赴任した平成23年度の市貝中では、お茶うがいと教室換気を徹底して行いました。お茶は生徒各自が水筒に入れて持参します。もし忘れるなどして持参しなかった生徒には、学校で予め用意しておいたお茶を提供します。養護教諭は生徒や教師に励行を呼びかけるだけでなく、自ら休み時間毎に各教室を回って確認し指導するという徹底ぶりです。それが奏功し、学区内の小学校では学級閉鎖が相次いだにもかかわらず、市貝中はほとんど罹患者を出さず済みました。私は、この経験から徹底した予防の大切さを学びました。
  インフルエンザに限らず、予防こそ最大の危機管理です。学校には児童・生徒指導上の問題や事件・事故、不祥事等々、様々な危機が潜んでいます。取り分け、いじめ等による自殺は、起きてしまってからでは遅く、未然防止が何より大切になります。そこで、学校の危機を未然に防ぐために、改めて校長先生に次のことを確認願います。
 ①管理職と職員との危機意識には温度差があることを認識し、意識喚起を図っているか
 ②過去の経験や事例等を踏まえ、危機を予測し点検や予防策を講じているか
 ③危機に対して組織的に取り組むための校内体制が整っているか
   「災いは忘れた頃にやってくる」という諺が示すとおり、危機は管理職の意識を見透かしたように思わぬところで発生します。そうならないよう予防の徹底に努めていただきたいと思います。