日誌

2020年3月の記事一覧

ご卒業おめでとうございます。

 小学校及び中学校をそれぞれ卒業されたみなさん、ご卒業おめでとうございます。また、この日を長く待ち望んでおらました保護者の皆様には、心よりお慶び申し上げます。
 今年は新型コロナウイルスの感染防止のため、卒業生と教職員、保護者のみなさんだけの卒業式となってしまいましたが、卒業生のみなさんの門出を心からお祝い申し上げます。

 さて、中学校を卒業されたみなさんは、4月から新しい門出を迎えます。進む高校等も異なり、各自の進む道はそれぞれ異なります。自分の人生設計に基づいて自分の意思で歩んで行くことになります。
 そこで大切にしてほしいことは、「感謝の気持ちを忘れない」ということです。
 9年前の3月11日午後2時46分、未曾有の被害をもたらした東日本大震災が起こりました。ここ真岡市でも震度6弱の激しい揺れに見舞われ、甚大な被害が生じました。水は出ない、電気は付かない、スーパーでの買い物もできない、ガソリンスタンドには長蛇の列、一瞬にして「日常」が奪われてしまいました。学校でも、電気や水、トイレ、チャイム、給食、授業、そして部活動等々、今回の新型コロナウイルス感染防止のための臨時休業のように、当たり前のことが当たり前でない状態になってしまいました。
 その後、少しずつ復旧していきましたが、その都度、誰もが当たり前の生活ができることに感謝したことと思います。東日本大震災という過去に経験したことのない大災害を乗り越えてきたときのように、「感謝の気持ち」の大切さを深く心に刻み、これからも忘れないでほしいと思います。
 私たちは誰でも、一人では生きていくことができません。皆さんがこうして卒業の日を迎えられたのも、決して皆さん一人だけの力ではありません。これからの人生、皆さんが生きていくためには多くの人の力を必要とします。そうした方々への感謝の気持ちが大切で、その気持ちが何よりも自分自身の人生を豊かにしてくれます。感謝の気持ちを忘れずに大切にしてほしいと思っています。
 みなさんの前途に幸多きことをご祈念申し上げます。
 
 次に、小学校課程を終了した6年生のみなさんは、4月から中学生となります。中学生の時期は思春期前期に当たり、心も体も人生の中で最も成長する時期です。また、感受性も強くなり多感な時期でもあります。ですから、中学校での学びや体験はそのときだけに留まらず、将来に大きな影響を与えることになります。しかし、中学校は小学校と違って3年間しかありませんから、これまで以上に一日一日の生活が大切になります。
 そこで大事なことは、先ずは勉学に励んでほしいということです。中学校での学習は、小学校とだいぶ違います。「算数」が中学校では「数学」となります。名前が変わっただけではなく、内容もより考える力が求められるようになります。英語の授業も本格的に始まります。また、授業も教科ごとに先生が違う教科担任制になります。さらに、小学校ではなかった中間・期末テストがあります。そのため、予習や復習などの家庭学習も計画的にやることが大切になります。中学校3年間は、皆さんが自ら進んで勉強する良い時期でありますし、意欲的に学んでほしいと願っています。
 次に、何かに本気で打ち込み友情を育んでほしいと思います。中学校では、体育祭や文化祭など様々な行事があります。また、生徒会活動や部活動も活気があります。特に部活動では、県大会をはじめ、関東大会や全国大会ですばらしい活躍をしています。このような活躍は、皆さんの先輩たちが、毎日努力を積み重ね、本気で取り組んできた成果なのです。仲間と本気で取り組めば、そこに確かな友情が生まれます。共に何かを成し遂げる体験やそこで生まれてくる友情は一生の宝物です。豊かな体験を通して友情を育み、一生の友とできる人を探してほしいと願っています。
 みなさんの中学校での活躍をご祈念申し上げます。