文字
背景
行間
お知らせ
朝会①「人にとどくあいさつ」
昨日、今年度初めての朝会を実施しました。
その際に話をしたのは、「あいさつ」についてです。
以下、その内容になります。
************
世界中、どの国でも外国語を習う場合、初めに教わるのが「こんにちは」等のあいさつだそうです。
あいさつをして返されると、ついつい笑顔になります。
あいさつをされてあいさつを返すと、相手が笑顔になります。
あいさつは人と人とをつなげ、笑顔をつくることのできる、大切なコミュニケーションツールです。
特に、朝の「おはようございます」は大切ですね。
ですが一方で、あいさつをしてもかえされないと、悲しい気持ちになります。
嫌われているのかな?もうあいさつをするのやめようかな?そんな気持ちで心がいっぱいになります。
そこで、亀山小ではある決まりを作りました。
それは、「あいさつをされたら、かならずあいさつをかえそう」です。
でもそういうと、「私はもうしている」「僕はもうやっている」という人がいるかもしれません。
でも、そのあいさつは相手にきちんと伝わっているでしょうか?
「自分はやっているつもりでも、相手に伝わっていない」なんてことはないでしょうか?
あいさつにはちょっとしたコツがあります。
それは、相手の顔を見て、相手の目を見て、相手に伝わる声ですることです。
相手にきちんと伝わるあいさつ、「人にとどくあいさつ」をすることが大切です。
人にとどくあいさつで、さらに亀山小に顔が増えるように、みんなで顔晴っていきましょう。
*************
ご家庭でも是非、「あいさつをされたら、かならずあいさつをかえそう」ということについて、そして「人にとどくあいさつ」について話題にしてみてください。
3月の校長講話より
3月7日の校長講話では、「非認知能力」のお話しをしました。短時間の中での講話になってしまったので、ぜひご家庭でお話を深めていただければと思い、ここに載せさせていただきました。
2020年、小学校の学習指導要領が改訂に伴い、育成すべき資質・能力の三つの柱が次のように示されました。
1.知識・技能・・・(何を理解しているか、何ができるか)
2.思考力・判断力・表現力・・・(理解していること・できることをどう使うか)
3.人間性・学びに向かう力・・(どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか)
このうち、「3」が非認知能力に当たるものです。(きっちりと線引きできるわけではありませんが)
非認知能力とは、意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力といった、測定できない個人の特性による能力のこと全般を指します。「学力」と対照的に用いられる言葉です。
間もなくお渡しする通知表では、お子様のほんの1面しか記載できません。通知表をお子様の成長のステップにしていただくとともに、通知表では見えてこないお子様の良い面や成長の様子にも着目し、併せてご家庭での話題にしていただければと思います。
朝会では、「非認知能力」について次のように話しました。
1.目標に向かってがんばる力・・・「やる気」「努力」「計画性」「粘り強さ」「創造性」「リーダーシップ」など
2.人とうまくかかわる力・・・「話す」「聞く」「協力する」「折り合いを付ける」「協働する」など、「コミュニケーション力」とも言われる力
3.感情のコントロール力・・・「流されない」「カッとならない」「正しく判断する」「我慢する」「落ち込まない」「気持ちを盛り上げる」など
と、説明しました。そして、そのために大切なことは、
・たくさん遊ぶこと
・たくさん勉強すること
・ワクワクする ドキドキする ことを、たくさん経験すること
・笑顔になることを増やし、大切にすること
様々な経験や体験の中で、非認知能力は高まります。無限の可能性を引き出せるのは自分自身です。経験をプラスに生かせるよう、たくさん笑顔をつくり、楽しく前向きにいろいろなことにチャレンジしてほしいと思い、今年度は「笑顔」をキーワードとして学校づくりに取り組んできました。
これからも、失敗を恐れずに、楽しく前向きに様々なことにチャレンジし、総合的に人間力を高めていってほしいと願っています。
2月の朝会でのお話
以下は、2月5日の朝会でお話しした内容です。ご家庭でも話題にしていただければ幸いです。
****************************************
まずは、元日に起こった能登半島地震について、児童の皆さんより「募金活動をして少しでも被災地の力になりたい」との提案があり、実際に募金活動を行いました。募金の総額は、75,254円、びっくりするほどの金額です。皆さんの優しく温かい心は、きっと被災された方々に伝わると思います。皆さん、ありがとう。
今日は「感謝」について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
感謝を伝える言葉、皆さんが一番使っている言葉は「ありがとう」や「ありがとうございます」ですね。
では、今日はワークをやってみましょう。隣の人と2人組を作ってください。
<ワーク1>「『感謝』したい人、「ありがとう」って伝えたい人は誰ですか。1人挙げてください。」
<ワーク2>「2人組の相手に、その人は誰かを伝えてください。それと、その理由を伝えてください。」
<ワーク3>「そのことを、その人に1文で伝えるとしたら、どう伝えるでしょう。今組んでいる人をその人に見立てて、感謝の気持ちを伝えてみましょう。」
(例:○○ちゃん、登校班の班長さんとして、いつも私たちを安全に学校に連れてきてくれてありがとう)
<ワーク4>「これを伝えたときの気持ちはどうでしたか。お互いに伝えてください。
<ワーク5>伝えられたときの気持ちはどうでしたか。お互いに伝え合ってください。
「ありがとうと言われてどんな気持ちだったでしょう。インタビューしてみたいと思います。」
何人かの児童にインタビューすると、「嬉しかった」「これからがんばろうと思った」などの意見が出ました。
「ありがとう」は魔法の言葉、自分も周りも幸せにする言葉です。口に出して「ありがとう」と伝えるとよい場面はたくさんあるのに、そのチャンスに気が付かない時があります。皆さんは、今日のワークで、「ありがとう」と言われたときに嬉しくなったりやる気が湧いてきたりする気持ちに気付くことができました。「ありがとう」という魔法の言葉で自分も相手も温かい気持ちになれるよう、感謝を伝える場面に気付き、「ありがとう」の言葉に載せて自分の心を伝えられる人になってください。
~ご家庭でもお子様の「ありがとう」を育て、ともに喜んだり癒やされたりしてみてください~
今年もよろしくお願いします。
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
3学期が始まりました。
3学期は進学・進級のための準備の学期です。子供たちには「0学期」と説明しました。
新年の誓いを立て、夢や目標に向かって自分を磨いていけるよう、がんばっていってほしいと思います。
各学級とも、良い雰囲気で新年のスタートを切ることができました。
12月の校長講話より
12月4日の朝会では、表彰伝達と校長講話を行いました。
以下はその時の原稿ですが、時間の関係で、実際の話はこの半分くらいしか伝えられませんでした。ご家庭で話題にしていただければ幸いです。
********以下、朝会講話原稿************************************
今日は「2つの心」についてお話します。
何かを決めるとき、皆さんの心の中には、2つの心が存在しています。「はい」か「いいえ」または「こっち」か「あっち」か、その時によってどうしようかな?と迷うことがあると思います。
例えば、「宿題」があるとき「今からやろう」という心と「今はやらない」という心が戦っているということはありませんか。「今からやれば、終わった後たくさん遊べるなぁ。だから今からやっちゃおう」と思ったり、「ゲームがやりたいから(YouTube、TVを見たいから)宿題は後でいいや」と思ったりすると、「宿題を今やる」か「やらない」かの2つの心が戦っていますよね。
給食を食べるとき、「お肉から食べようかな」「ごはんから食べようかな」と迷ったり、お母さんから「おやつを何か1つ買ってもいいよ」と言われたら「アイスにしようかな」「ポテトにしようかな」と迷ったりすることもあるでしょう。
もっと難しい問題にぶつかることもありますよね。例えば、玄関に置いてある花瓶を落として割ってしまったとします。周りで見ていた人は誰もいません。そんな時、皆さんにはどんな心が出てきますか。「先生の所にごめんなさいを言いに行こう」「このまま知らんぷりしちゃおうかな」この2つの心が戦うのではないでしょうか。そして、「ごめんなさいと言う。」と覚悟を決めても、なかなか先生のところに足を運ぶ勇気が湧いてこない・・・そのうちに時間ばかり経ってしまい、自分が決めた心を行動に表せない・・・どちらにしてもすごく重いです。
良くないと思っている方の心が勝ったときは、その場はしのげたかも知れませんが、自分の心の中にはそれがずっと残り続けます。自分に起こった事実は自分の記憶に刻み込まれるからです。すると、苦しい日々はずっと長く続くということです。
自分の行動は自分の責任です。間違えてしまったら自分で責任を取らなければなりません。ですから、「どっちにしようかな」という2つの心のどちらかを選ぶのかは自分の責任です。よく考えて自分にとってプラスになるのは何かということを判断する力をつけましょう。
しかし、失敗はつきものです。大人だって間違うことはあるのです。失敗したらそれを挽回する方法を考えれば良いので、失敗を恐れないでほしいのです。大切なのは、その時その時に、自分にとって一番正しいと思う心を自分で見付け、行動に表すことができるかどうかということです。
それは、自分の心の中の「リーダーを育てること」です。それができるようになると、授業中手を挙げられるようになったり、友達関係にギクシャクしないようになったり、いつも堂々とにこやかに生活できるようになったりします。ですから、自分の心を、正しいと思う方向にコントロールする力を磨いていきましょう。
R5,12,04 校長講話より