校長室から

校長室から

ソーシャルディスタンスは思いやり

昨日、運動会予行を実施しましたが、突然の豪雨によりずぶ濡れになった生徒を午後帰宅させました。
保護者の皆様には、急な変更で御迷惑をお掛けしたと思いますが、生徒の健康を第一に考えての判断ですので、御理解いただきたいと思います。

さて、予行練習中、何度も「ソーシャルディスタンス、もっと離れて!」という指示が出ていました。
今年の運動会は、新型コロナウイルス感染症対策を行いながらの実施であり、当然例年とは違った内容が求められています。
生徒は例年との違いにと惑いながら、教職員もどこまで配慮すれば安全か悩みながらの予行練習となりました。

ところで、新型コロナウイルス感染症対策で他人と距離を取ることを「ソーシャルディスタンス」と言います。直訳すると「社会的距離」となります。
一般的に他人と距離を取る場合は、相手が嫌いなときや怖いときなどマイナスのイメージがあります。
しかし、コロナ禍の中での社会的距離は、みんなで安全に生きていくために保つ距離のことです。

ソーシャルディスタンスは、「あなたのことが大事だから離れています。」という思いやり、優しい気持ちをもって使う言葉です。
「ソーシャルディスタンスだね。」と言って友達が離れたら、「ありがとう。」と応える。
そんな思いやりあふれる社会は、とても素敵だと思います。
ソーシャルディスタンス等、新型コロナウイルス感染症対策に配慮した明日の運動会、御期待ください。

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命を守る行動を

今日、9月1日は「防災の日」です。
防災の日とは、「台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、それらの災害に対処する心構えを準備するため」の啓発日です。
9月1日の日付は、1923年(大正12年)に発生した「関東大震災」に由来しています。関東大震災では、相模湾一帯を震源とするマグニチュード7.9の巨大地震により、死者・行方不明者は約10万5千人、建物の全半壊・焼失は約37万棟と関東一円に大災害がもたらされました。

日本はプレートの境目に位置しており、ひずみのエネルギーがたまれば必ず巨大地震が起きます。
政府の地震調査委員会は、関東大震災と同様の首都直下地震が、今後30年以内に70%の確率で起きると予測しており、今後も油断は禁物です。

加えて、近年全国各地で起きているの豪雨被害も心配されるところです。地震と違い台風や豪雨はある程度予測できます。自治体の避難情報を受けて迅速に行動することが重要となりますが、報道によると、分かりずらかった「避難勧告と避難指示の違い」も、避難指示に一本化される見通しです。

いずれにしても、災害発生時には「的確な判断」と「迅速な行動」により自らの命を守ることが何より大切です。
本校でも、避難訓練の充実等により災害発生時に自らの命を守る力を身に付けさせたいと思います。

【関東大震災のときにも発生したと思われる火災旋風】

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冒険家の心意気を

今日、8月30日は、「冒険家の日」と呼ばれています。
それは、以下の冒険が全てこの日の前後に行われたことに、由来しています。
・1965年、同志社大学の遠征隊による世界初となるアマゾン川源流からのボート下りの成功
・1970年、冒険家の植村直己による北アメリカ最高峰マッキンリー(6194m)単独登頂成功
・1989年、海洋冒険家の堀江謙一による世界最小の外洋ヨットで太平洋単独横断成功

植村直己さんは、「エベレスト日本人初登頂」、「世界初の五大陸最高峰登頂者」、「犬ぞり単独行としては世界で初めて北極点に到達」など、冒険家として数々の偉業を成し遂げています。
「冒険とは生きて帰ること」と言っていた植村さんですが、1984年2月に「マッキンリー冬期単独登頂(世界初)」を成功させたあと消息が途絶え、下山することはありませんでした。
植村さんの偉業を称え、1984年4月に国民栄誉賞が授与されています。

生前、冒険家として活躍した植村さんは数々の言葉を残しています。
「みんな、それぞれが、何か新しいことをやる、それはすべて冒険だと、僕は思うんです。」
「必ず壁はあるんです。それを乗り越えたとき、パッとまた新しい世界がある。」

冒険に挑み、新しい世界を知る。物中生の新たな挑戦を楽しみにしています。

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風はすべて追い風

「風はすべて追い風。わたしがどこを向くかだ。」

2014年、某ファッションビルのキャッチコピーです。
人生の中で、ときには「向かい風」を強く感じることがあると思います。
でも、少し向きを変えるだけでずいぶん進みやすくなりますし、180度向きを変えれば、完全な追い風です。

「初志貫徹」とは相いれない言葉かもしれませんが、本当につらいときは、視点を変えて「追い風」を探してみるのもいいかもしれません。
何かうまくいかないときは、他のことを試してみる、そんな柔軟性も必要です。
自分を変えてみれば、また違った景色が見えてくることもあるでしょう。

「風はすべて追い風。わたしがどこを向くかだ。」
がんばれ物中生!

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自分の居場所と自尊感情

2学期がスタートして、1週間が経ちました。
連日の猛暑もあり、先週後半は疲れがたまって体調を崩す生徒も若干見られましたが、全体としては好スタートが切れたと思います。

ところで、学校は家庭に比べれば、生徒がストレスを感じる場面が多いと思います。
特に、新学期はその傾向が強いため、全職員で生徒一人一人を注意深く見守りながら、適切なサポートができるよう配慮しています。

しかし、どんなに注意していても、全てのストレスを学校からなくすことはできません。
ストレスに負けないためには、「心の自然治癒力や免疫力」を強くする必要があります。
この「心の自然治癒力や免疫力」は、自尊感情に支えられていると思います。

自尊感情は、成功体験を重ねて自信を付けたり、受け入れてくれる友達がいたりすることで育ちます。
特に、友達と意見を重ねて何かを作り上げ、一緒に達成感を味わうことによって、自分の居場所を実感し、自尊感情が育っていきます。


いよいよ明日から運動会の練習が始まります。
生徒一人一人が主役になれる本校の運動会は、自尊感情を育てるための貴重な機会であると考えます。
コロナ禍の中ではありますが、運動会での生徒の活躍を御期待ください。

                     〈昨年の運動会の様子〉

 

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ナイチンゲール 生誕200周年

昨日(18日)の下野新聞のコラム・雷鳴抄にフローレンス・ナイチンゲールの記事が出ていました。
今年は生誕200周年ということで、様々な催し等も開かれています。

御承知のこととは思いますが、ナイチンゲールは、ヴィクトリア時代の英国で看護師としてばかりではなく優秀な教育学者としても活躍し、近代看護教育の母と呼ばれています。裕福な家庭に生まれながらクリミア戦争に看護師として従軍し、負傷兵たちを献身的かつ進歩的な方法で介護するほか、統計に基づく医療衛生改革でも大きな評価を受けました。

未曽有のコロナ禍において、看護師をはじめとする医療従事者の方々が、自身も感染の危険がある中で献身的に患者に向き合っていただいていることに、心から敬意を表します。
特に、栃木県は人口10万人当たりの看護師の数が846人で、全国41位の低水準とのこと。
看護師の皆様方の御負担も非常に大きなものがあると推察いたします。

「天使とは、美しい花をまき散らす者ではなく、苦悩する者のために戦う者である」
ナイチンゲールの言葉です。
最前線で戦う看護師の方々、本当にありがとうございます。

 

 

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5分後の未来を変えよう!

本日(8/17)、第2学期始業式を実施しました。
各学年の代表が2学期の抱負を発表しましたが、どの発表も2学期の活躍を期待せずにはいられない、大変すばらしい内容でした。

私からは、2学期について、「運動会や文化祭など多くの行事があるが、全校生徒99名の物部中は、『全ての生徒が何かの主役になれる。』、『自分の特性を生かして活躍することができる。』、そんな学校である。チャンスを逃さず、自分を大きく伸ばしてほしい。」という話をしました。

また、2学期を迎えるに当たり、「5分後の未来を変えよう!」という言葉を生徒たちに贈りました。要旨は以下のとおりです。

「遠い未来を今この場で確実にコントロールするのは不可能だが、『5分後の未来』は、今すぐ自分の意志で変えることができる。頑張ろうと努力するのも自分、もういいやと怠けるのも自分。そして、怠けようとする自分を叱り、励ますのも自分自身である。5分後の未来の積み重ねは、確実に10年後、20年後の未来につながる。『なりたい自分になる』ためには、『5分後の未来』を大切にしてほしい。」

「こんな言葉がある。『心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。』未来が運命として決まっていたとしても、心を入れ替えて『5分後の未来』を変え続ければ、その運命すらも変えることができるはず。」
  
いよいよ2学期がスタートします。強い意志を持って「5分後の未来」を変え続けた生徒の皆さんが、大きく飛躍することを期待しています。頑張ってください。

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ノーモア ヒロシマ・ノーモア ナガサキ 

75年前の今日、広島に原爆が投下されました。
その3日後の8月9日には、長崎にも原爆が投下されたのです。
20万人以上の尊い命が失われ、今も多くの人たちが後遺症に苦しんでいます。

原爆を含む核兵器は、全てを一瞬で焼き尽くし、放射能による重い後遺症を引き起こす、非人道的な兵器です。
高校の修学旅行で訪れた原爆資料館の展示品の数々は、今でも忘れることはできません。

世界平和が実現し、核兵器が一刻も早く廃絶されることを祈っています。

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特設駅伝部始動!

8月1日から16日間の短い夏休みが始まりました。
それに合わせて、令和2年度の特設駅伝部が組織され、練習を開始しました。

現在、お試しで参加している生徒もいますが、今年は女子もチーム結成を目指しています。
コロナ禍の影響で大会実施は不透明な状況ですが、物部中特設駅伝部の奮闘を期待しています。
がんばれ物中生!

 

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前へ

本日(7/31)、第1学期終業式を実施しました。
各学年の代表が1学期の振り返りお夏休みに向けての意気込みを発表しました。
どの発表も大変すばらしく、生徒たちの躍進が期待できる内容でした。

私からは、元明治大学ラグビー部監督の北島忠治さんが唱えたスローガンである「前へ」という言葉を、夏休みを迎える生徒たちに贈りました。要旨は以下のとおりです。

「生徒たちが生きるこれからの時代は、人工知能の急速な進化などにより、予測困難な変化の激しい時代になると言われています。だからこそ、あれこれ迷っているよりは一歩『前へ』。一歩が無理なら半歩でもいいから、とにかく踏み出すことが大切です。勇気をもって踏み出せば、必ず景色が変わります。
  
いよいよ明日から夏休みです。自分を変えるよいきっかけでもあります。皆さん一人一人が勇気を持って一歩『前へ』踏み出してくれることを信じています。2学期の始業式には、新しい景色に触れ、一段とたくましくなった皆さんと再会することを楽しみにしています。」

16日間の短い夏休みとなりますが、御家族の皆さんと過ごす中で、生徒たちが少しでも「前へ」進んでくれれば幸いです。

※校長講話の中で、代替試合での活躍をスライドで生徒全員に見てもらいました。

 

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あなたに傷つけられても眠れるが、あなたを傷つけたのでは眠れない

昨日(7/28)、SNSの使い方についての生徒集会が開かれました。

各学級ごとにSNSの使い方をまとめ、代表が発表しました。
どの学級の発表も素晴らしい内容で、SNSの使い方を自分たちでしっかり考えていることが分かり、安心しました。

最後の講評で以下の言葉を紹介しました。
「あなたに傷つけられても眠れるが、あなたを傷つけたのでは眠れない」
これは、沖縄のことわざで、相手を傷つけるような行為を戒めたものです。

相手を思いやる優しい気持ちがあれば、SNSも安全に使えると思います。
物中生一人一人の思いやりと優しさを信じています。

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That's one small step for a man, one giant leap for mankind.

That's one small step for a man, one giant leap for mankind.
これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。

今から51年前の1969年7月21日、アメリカの有人ロケット「アポロ11号」が月に着陸して、初めて人類が月を歩きました。
これは、その第一歩を飾ったニール・アームストロング船長が残した有名な言葉です。

月は、地球唯一の衛星であり、人類は太古の昔からいつか行ってみたいと願い続けてきました。
その夢をやっと叶えたのが、今から約50年前です。その後、科学は更に発展し、無人ではあるものの探査機が火星をはじめ、太陽系の惑星に次々に接近し様々なデータを収集することに成功しています。

不可能を思えたことを可能にしたのは、人類の飽くなき探究心です。今から100年後の未来は、そして1000年後の未来は、果たしてどうなっているのでしょうか。
皆さんの小さな一歩は、未来の偉大な飛躍につながるはずです。
頑張れ、物中生!

 

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感謝の輪が広がっています。

本日(7/17)の真岡新聞に、本校の記事が掲載されました。
内容は、県のホームページに新型コロナウイルス感染症の診療に携わる医療従事者への感謝のメッセージを配信しているページがあり、そこに物部中3年生のメッセージが載ってるという内容です。


3学年担任によると、5月20日の分散登校初日に、感染症対策への理解を深める授業で、生徒からメッセージを書きたいとの声が上がり、応募しましたとのこと。
メッセージは、第7弾として約7分間の動画にまとめられ、6月12日から配信されています。


今朝、この記事を見て動画を確認した、学校医のいとう医院・伊藤譲治先生から、早速お電話がありました。
地元・物部中の生徒が、医療従事者をおもんぱかって書いたメッセージを見て、「涙が出た。本当にうれしかった。ありがとうございます。」と感謝のお言葉をいただきました。


生徒の皆さんが、新型コロナウイルス感染症の治療に奮闘する医療従事者の方々に向けた感謝のメッセージは、感謝の言葉になって皆さんにかえってきました。
私も、そんな素晴らしいい取組をした本校の3年生を誇りに思い、心から感謝します。

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臆病な自尊心

中島敦の小説「山月記」には、かつて人間であり、詩人になろうとしてなれず、その妄執から虎に変身した男が描かれています。

虎になった男は、旅人としてその地を通りかかった昔の友人と出会い、虎になるまでの身の上を語ります。その中に、「臆病な自尊心」という言葉が出てきます。
「自分は、詩によって名を成そうと思いながら、師について勉強することもせず、志を同じくする友人と切磋琢磨することもしなかった。わざと努力を怠ったのは、自分に詩の才能がないことを自覚するのが怖かったからであり、つまりは『臆病な自尊心』のせいである。」、と。

程度の差はあるかもしれませんが、誰の心にも「臆病な自尊心」はあります。全力を尽くして失敗したり、敗北したりすると、自分があまりにもみじめで救いがたいからです。
そこで、「まだ本気出していないから、失敗したってどうってことないもんね。」と、言い訳を先に用意してしまいます。
果たして、これで本当によいのでしょうか。山月記の虎になった男と同じように、きっと「後悔」することでしょう。

明日から、いよいよ期末テストです。初めての定期テストを受ける1年生はもちろん、2・3年生も、「臆病な自尊心」に負けず、全力で努力した上で、テストに臨んでほしいと思います。
がんばれ、物中生!

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選手壮行会 がんばれ物部中!

本日(7/10)、生徒会主催の選手壮行会が開催されました。
今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、春季大会に続き夏の総体も中止となってしまいました。
大会はなくなってしまいましたが、3年間部活動を頑張った3年生に、何らかの形で活躍の場を用意したいと考え、多くの運動部で代替試合が実施されます。
その試合に向けての選手壮行会ということで、生徒会長の激励の言葉のあと、各部の部長さんや3年生から力強い決意発表がありました。

 私からは、「仲間との絆」と「感謝の気持ち」について、お話をしました。
18日から始まる代替試合での活躍を祈念しています。
がんばれ、物中生!
※ 吹奏楽部も多くのコンクール等が中止となっていますが、10月に屋外での演奏会が予定されています。

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生徒総会開催!年間統一テーマ決定!!

本日(7/7)、生徒総会が開催されました。

議事の中で、「生徒会年間統一テーマ」が提案され、承認されました。
今年の年間統一テーマは、「TRY貫」です。

テーマに込めた思いは、

「今の物中生には積極性と行動力が足りないと感じる。そこで私たち生徒会は、物部中学校のモットーである『積小為大』のように小さいことにTRY(挑戦)し続け、大きくなるまで貫いてほしい!! という意味を込めて、この年間統一テーマを決めた。」とのことです。

なお、TRYには、「T・・・together(一緒に)」、「R・・・result(結果を出す)」、「Y・・・躍進する」の意味もあるそうです。

年間統一テーマ「TRY貫」のもと、生徒会、そして物部中の大躍進を期待しています。
がんばれ、物中生!!

 

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感動しました!

7月5日(日)、真岡市総合運動公園陸上競技場において、芳賀郡市中学校陸上記録会が開催されました。

本校からは、1年生男子1名のみが参加しましたが、「1年男子1500mの部」で見事トップタイムをマークしました。

他校の選手と終始デットヒートを繰り広げ、最後の直線で相手を振り切ってのトップタイム獲得、感動しました。

今後の更なる活躍を期待します。頑張ってください。

白い帽子が本校の生徒です。

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授業参観・保護者会、お世話になりました。

本日は、授業参観・保護者会、大変お世話になりました。

授業参観については、予定を変更して全学年で情報モラルに関する内容を扱いました。
生徒のスマートフォン等の所持率が上がる中、SNSでのトラブルも散見されるようになり、保護者の皆様にも一緒に参観していただきたいと考え、授業内容を変更しました。
御家庭でも、使用についてのルール等を決めていただくなど、御協力をお願いします。

また、学年保護者会でも申し上げましたが、新型コロナウイルス感染症に関しましても、サーマルカメラをはじめソーシャルディスタンスの確保や手指の消毒など、生徒の健康・安全を最優先に考え予防対策に取り組んでまいります。
御家庭でも毎朝の検温等、お世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

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7月1日(水)全校朝会の講話内容

本日(7/1)、全校朝会を実施しました。
今回は、「コロナ危機から学んでほしいこと」として、以下の7点をお話ししました。

1 人類全体が「経済よりも個々人の生命を優先した」という事実
2 「大人の社会が命を守るために必死に戦っている」ということ
3 その戦いに「国際社会は協調し、一丸となって取り組んでいる」ということ
4 「『死』に向き合うことで生命の尊厳というものを深く考えてほしい」ということ
5 「この戦いは善意だけではなく、数学と科学によって進められている」ということ
6 「多くの情報量のなかから適切に情報を受け取る力を身に付けてほしい」ということ
7 「危機におけるコミュニケーションの方法を学んでほしい」というこ
 ※参考「教職研修6月号 教育の断面」冷泉彰彦氏「コロナ危機のなか、子どもたちに何を教えるか?」

生徒にとっては少し難しい内容だったかもしれませんが、大切なことですので全校朝会でお話ししました。

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やってみなはれ

「やってみなはれ」は、サントリー創業者であり、日本の洋酒文化を切り拓いた鳥井信治郎さんの口ぐせです。
未知の分野にも果敢に挑戦していく、チャレンジ精神あふれる言葉だと思います。
鳥井信治郎さんは、竹鶴政孝さん(ニッカウヰスキーの創業者)と協力して国産ウイスキーの製造販売に挑戦し、幾多の失敗、苦難を乗り越えて、見事日本初の国産ウイスキーを完成させ世に送り出しました。

新型コロナウイルス感染症の影響により、学校生活には様々な制限があります。
しかし、気持ちまで守りに入ってしまっては、せっかくの成長のチャンスを逃がしてしまうかもしれません。
「健康・安全」を最優先しながらも、チャレンジ精神を忘れず、自分の可能性を広げ伸ばしてほしいと思います。

「やってみなはれ、やらなわかりまへんで」

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紫陽花の花に思う

雨に濡れた紫陽花(アジサイ)の花が一層美しい季節となりました。
「念ずれば花ひらく」で有名な詩人・坂村真民さんの「あじさいの花」という詩を紹介します。

まるくまるく
形のよいものになろうとする
やさしい心の
あじさいの花
きのうよりもきょうと
新しい色になろうとする
雨の日の
あじさいの花

紫陽花の花のように、物部中の生徒もやさしい心で「まるくまるく」まとまって、昨日よりも今日、今日よりも明日と「新しい自分の色」「新しい物部中の色」を見つけてほしいと思います。

 

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本日、6月15日は「県民の日」

今日(6/15)は、「県民の日」です。
「県民の日」の歴史は意外と浅く、昭和60年9月に公布施行ですので、実際には昭和61年6月15日が最初の「県民の日」となりました。
明治6年6月15日に栃木県と宇都宮県が合併し、おおむね現在と同じ県域の栃木県が成立したため、この日を「県民の日」としたそうです。

本日、生徒たちは、給食で本県特産の食材を多く使った「県民の日献立」をおいしくいただきました。
また、給食の時間の校内放送で「県民の歌」が流れ、本県のシンボルについて説明を受けるなど、郷土愛を深めるよいきっかけとなりました。

栃木県のシンボルは、以下のとおりです。(県章、トチノキ、カモシカ、ヤシオツツジ、オオルリ)

    

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6月10日(水)全校朝会の講話内容

本日(6/10)久しぶりに全校朝会を実施しました。
新型コロナウイルス感染症対策のため、十分な距離をとって体育館で行いました。
生徒全員、真剣な表情で話を聞いてくれました。

主な講話内容は以下のとおりです。

1 「立場が人をつくる」、成長に安心
 ・3年生は最上級生らしくリーダーシップを発揮して物部中をけん引
 ・2年生は中堅学年として1年生のよき手本
 ・1年生は先輩を見習いながら、あっという間に中学生らしく成長

2 新型コロナウイルス感染症対策の徹底
 ・ソーシャルディスタンスの確保
 ・手洗い・消毒の徹底
 ・3密の回避

3 令和2年度物部中スローガン
 ・「物中進化 限界への挑戦!」 
 ・限界を超えるための著名人の言葉紹介
  坂村真民、羽生義治、ウォルト・ディズニー、イビチャ・オシム、王貞治の各氏

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今夜は「ストロベリームーン」

通常登校がスタートして一週間が過ぎようとしています。

皆さんが日々「学校の新しい生活様式」に慣れ、安全に生活していることが見て取れて、とても安心しています。

ところで今日は満月ですが、アメリカの先住民が6月の満月を「ストロベリームーン」と呼んでいたの知っていますか。

アメリカの先住民は、満月を季節の変化の節目にしながら農作業や狩猟などを行っていて、各月の満月に次のような名前を付けていました。(地方によって呼び方は違っていたようです。)

1月  : Wolf Moon/Old Moon(狼が空腹で遠吠えをする頃)
2月  : Snow Moon/Hunger Moon(狩猟が困難になる頃)
3月  : Worm Moon/Sap Moon(土から虫が顔を出す頃/メープル樹液が出る頃)
4月  : Pink Moon(フロックス/Phlox というピンクの花が咲く頃)
5月  : Flower Moon(花が咲く頃)
6月  : Strawberry Moon(イチゴが熟す頃)
7月  : Buck Moon(雄ジカの新しい枝角が出てくる頃)
8月  : Sturgeon Moon(チョウザメが成熟し、漁を始める頃)
9月  : Harvest Moon(収穫の頃)/Corn Moon(とうもろこしを採取する頃)
10月: Hunter’s Moon(狩猟を始める頃)
11月: Beaver Moon(毛皮にするビーバーを捕獲するための罠を仕掛ける頃)
12月: Cold Moon(冬の寒さが強まり、夜が長くなる頃)

6月の満月は、イチゴが熟し収穫できる頃ということで「ストロベリームーン」なのですね。イチゴの産地・物部にぴったりの名前ですね。

今日は、月に様々な名前を付けたアメリカの先住民の生活に思いをはせながら、夜空を見上げてみてください。

 

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通常登校スタート

昨日6月1日(月)から通常登校がスタートしました。

5月下旬から分散登校は行っていましたが、生徒全員がそろうのは約2か月ぶりです。

新型コロナウイルス感染症対策のための「学校の新しい生活様式」に早く慣れて、安全で充実した学校生活を送りましょう。

「すべてはきっと好転する」
インド独立の父、マハトマ・ガンディーの言葉です。

物理的な距離は離れても心は一つです。皆で協力して頑張りましょう。

「すべてを運命のせいだと諦めてはいけない。これまでの努力を無駄にしないためにも。不幸は私たちに与えられた試練である。この試練を乗り越えたとき、すべてはきっと好転する。そう信じて、辛抱強く耐え抜こう。耐え抜いたとき、あなたはとてつもない力を手にしていることだろう。」マハトマ・ガンディー

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令和2年度入学式

4月8日(水)に入学式を実施しました。

今年は新型コロナウイルス感染症の影響で規模を縮小しての実施となりましたが、
27名の新入生の態度は大変立派で、大きな可能性を感じました。

中学校3年間で多くのことを学び、未来に向けて大きく飛躍してほしいと思います・

式辞では、次の三つのお願いをしました。

1 当たり前のことが当たり前にできる生徒になってほしい

2 一生懸命に勉強してほしい

3 何かに本気で打ち込み友情を育んでほしい

先生方と一緒に素晴らしい3年間にしましょう。

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平成31年度 新任式

4月5日に、新任式を行いました。

生徒会長さんから温かな歓迎の言葉をいただき、また初めて物部中の校歌を聞き、身が引き締まる思いがしました。

参加した2・3年生、78名の態度も大変立派でした。

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第72回卒業式 校長式辞

 

  桜町史跡公園の桜のつぼみも膨らみ、・・・・省略

ただいま卒業証書を手にした、42名の卒業生の皆さん、「ご卒業おめでとうございます。」

 あなたがたは、物部中学校の「最高学年」として、よりよい校風を築き、下級生にすばら

しい模範を示してくれました。2年生の時の「とちぎっ子学習状況調査」では、「自分には

よいところがある」という質問に対して、自分に厳しいためか、否定的な回答の人が多くい

ました。これは日本の子供たち全体にも言えることです。そこで、私は、本校の学年・学級

の絆をより一層深め、認め合う集団をつくること、それによって、自己肯定感を高め、自信

をもたせ、挑戦意欲を高めることが大切と考えました。まさに体現してくれたのが、文化祭

で示してくれた、生徒会長の仕事の流儀、「人を支え 人に支えられる」という言葉でした。

 運動会では、3年生が中心になって、全校生徒が支え合い、応援合戦や各種目で覇気のあ

る姿を見せてくれました。本校の目指している、「楽しい学校、信頼し合う学校」を地域の

方々や家族の方に見せてくれました。

 文化祭でも、3年生が中心になって、全校生が支え合って、楽しい文化祭を演出してくれ

ました。特に、合唱コンクールでは、さすが3年生と言える合唱を聞かせてくれました。1

組の「虹」、2組の「あなたへ~旅立ちに寄せるメッセージ~」は、今でも心に響いていま

す。

 学校のホームページには、クラスメイトの誕生日を祝福し合うなど、絆を深める、心温ま

るようすがたくさん掲載されました。さらに、私の誕生日まで祝ってくれて、「ハッピー

バースデートゥーユー」の歌を、生徒会長が音頭をとって、全校生徒で歌ってくれました。

「自己肯定感が高く、心やさしく、覇気のある3年生」と称賛できる言動をたくさん見せて

くれました。成長した姿を見せてくれた卒業生に、「ありがとう」と感謝したいと思います。

 学習では、テストの結果が常に芳賀地区の上位に位置し、知識をしっかり身に付け、授業

は、活発に意見を交換し、学び合いのできる学年でした。めざす学校像の「励まし合い 学

び合い 高め合う学校」の模範でした。

 ところで、今年は、元号が変わり、来年は、東京オリンピック・パラリンピックが開催さ

れ、2025年には、大阪で万国博覧会の開催も決定しました。卒業生の皆さんには、この

ような夢のある、国際的なイベントをとおして、多くのことを感じ、学び、新しい時代を創

り上げてくれることを期待しています。しかし、今後、社会は急速に変化し、予測困難な社

会になるとも言われています。このような大きな時代の節目に、中学校の卒業を迎えられた

皆さんには、社会に主体的に関わることや、豊かな感性をもとに、自らの可能性を発揮し、

よりよい社会と、幸福な人生の創り手となる力を身に付けていくことが最も必要なことです。

 そこで、卒業生には、人生という長い旅の道しるべにしてほしい言葉を贈ります。この字

は何と読むでしょうか。『失敗』

これは、失敗と書いて、「せいちょう」と読ませます。

卒業する皆さんへ、このような言葉を贈りたいと思います。『しっぱいと書いて、せいちょ

う』      昨年、野球の世界では、二刀流で有名な大谷翔平選手が野球の本場大リーグ

に挑戦しました。そして、伝説の人ベーブルースの記録を破り、アメリカ人を驚かせまし

た。大谷選手は大リーグに行く前にある新聞記者から次のような質問をされました。

「大リーグで成功する自信はありますか?」

これに対して、大谷選手は、

「僕にとっては成功するとか失敗するとかは関係ない。やってみることが大切です。」

と答えています。やる前から、結果を考える必要はないのです。とにかく、やってみるこ

と、挑戦してみることが大切なのです。何もしないことが失敗なのです。失敗の経験が

自分を成長させ、未来を豊かにするのです。うまくいかないときは、うまくいくためには

どうすればよいのか考えます。うまくいっているときの方が思考は停止しています。卒

業生の皆さんには、『しっぱいと書いてせいちょうと読む』、この言葉を胸に、何事にも

挑戦していく人生を歩んでほしいと思います。

 在校生の皆さん。

卒業生が築いた、よき校風と伝統をさらに発展させることが皆さんの役割です。心の

通った温かい雰囲気を継承し、認め合いながら事故肯定感を高め、夢や志に挑戦し

ていく人になってください。新3年生を中心に、全員で協力し、さらにすばらしい物部

中学校を築いていきましょう。

 最後に、今日まで、お子様を心から慈しみ、温かく見守り、育ててこられた保護者

の皆様、「お子様のご卒業、誠におめでとうございます。」3年間の本校に対する皆

様のご理解やご協力に、感謝申し上げます。

  ・・・・省略・・・・

 それでは、卒業生がこれからの人生で、中学校で培った、自己肯定感、人への思

いやり、覇気のある行動をもとに、何事にも失敗を恐れず挑戦していくことを心から

願い、式辞といたします。

平成31年3月8日              真岡市立物部中学校長   清宮敏明

 

 

 

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立志式 校長式辞より〈生き方〉

 立志という大切な人生の節目を迎えた40名の2年生の皆さん、「おめでとう
ございます。」「立志式」とは、数え年で十五歳を祝う行事です。これまで皆さん
を大切に育ててくれた保護者の方や地域の方々に感謝し、将来の決意や目標
などを明らかにすることによって、大人になる自覚を深めることをねらいとしてい
ます。
 先ほどの皆さんの「誓いの言葉」を聞いて、皆さんが自分の将来の夢や目標
を真剣に考え、自分はどう生きていくか、納得できる答えを見つけ出し、第一歩
を踏み出したと、感じました。
 現代社会は、・・・・複雑で予測困難な時代を迎えています。また、今の子ども
たちの半数以上が将来、今はない職業に就くという予測や、・・・・。皆さんはこの
ような時代を生き抜いていかなければなりません。そこで、そのような社会を生
き抜いていかなければなりません。
 そこで、そのような社会を生き抜いていける人とは、どのような人でしょうか。
私は、それは「志」を立て、ゆるぐことのない「自信」と「覚悟」をもって踏み出せる
人だと思います。まさに本校のめざす生徒像「自己肯定感を高め、心やさしく覇
気のある生徒」です。「自己肯定感」から「自信」が生まれ、「覇気のある行動」か
ら「覚悟」が生まれます。
 ぜひ、残りの中学校生活で、自己肯定感をさらに高め、心やさしく覇気のある
生徒になるよう、努力してほしいと思います。
 そこで、立志式を迎えるにあたって、社会教育家 後藤静香(せいこう)さんの
「第一歩」という詩を紹介したいと思います。

   十里の旅の第一歩
   百里の旅の第一歩
   同じ一歩でも覚悟がちがう
   三笠山にのぼる第一歩
   富士山にのぼる第一歩
   同じ一歩でも覚悟がちがう
   どこまで行くつもりか
   どこまで登るつもりか
   目標が
   その日その日を支配する

 残り一年の中学校生活、そしてその後の長い人生という旅の行程を皆さんはど
のような覚悟で過ごしていくのでしょうか。

 後藤静香さんは、覚悟のある第一歩が、一日一日の行動を決めると言っていま
す。私は、大切なことは、目標の高さではなく、絶対にやりきるという覚悟のある
第一歩を踏み出すかどうかだと思います。自分の目標を定め、覚悟を決めれば、
その日に行う勉強や部活動に向かう態度、生活行動が変わってきます。・・・・・
まずは、自信をもって強い覚悟の第一歩を踏み出してください。

 保護者の皆様、本日はおめでとうございます。・・・・・
 結びに、立志を迎えた皆さんの、これからの活躍と輝ける未来を祝福し、式辞
といたします。

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全校集会 校長講話〈楽しい学校・豊かな心〉

2/3は節分ということで、2月の集会を本日行いました。
NHKのちこちゃん風に、本校の「ものべりーちゃんは知っている」で
行いました。
校長「今こそ、すべての物部中生徒に問います」
ものべりーちゃん「なぜ、鬼はつのがはえ、虎のパンツをはいている
のか?」
生徒「~~~~~~」
ものべりーちゃん「ボーと生きてんじゃねえよ」
校長「ものべりーちゃんは知っている」
校長「鬼の出入りする方角は鬼門とされ、この方角の邪気をはらった。
鬼門は方角で言うと北東、この方角を、子(ねずみ)を北として十二支を
時計回りに配置していくと丑(うし)寅(とら)となる。鬼の角は牛(丑)から、
トラ柄のパンツは虎(寅)からきている。

ところで、十二支を見て、丑、寅の反対側、つまり南西の方角にあるのが、
申(さる)、酉(とり)=キジ、戌(いぬ)。何か思いつくことは????

そう、桃太郎の鬼退治に出てくる動物です。」
校長「生徒たちの「オー」「へエー」・・・、と言う声がほしかった。 残念↓ 」
校長「日本の古き良き風習を大切にし、つないでいこう。」

  

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朝会 講話 〈地域とともに生きる〉

1月17日(木)、朝会を行いました。学級委員の任命では、すばらしい
返事をして、「任命証」を受け取ってくれました。特に、1,2年生の返事
は、やる気を感じる返事でした。よい学級をつくるためのリーダーになっ
てくれることを期待しました。
校長講話では、二週間後に2年生が立志式をむかえるということで、
『生き方を学ぶ』というテーマで、下の新聞記事を題材に話をしました。
「人はなぜ働くのか?」を考えましょう。
  
スーパー1年生と言われた作新学院の選手。計4度の甲子園出場を
果たしたが、最後の学年では監督から主将に指名され、思うような結
果を出せず苦しんだ。そんな中、練習に地道に取り組む姿勢でチーム
をまとめ、最後の夏、甲子園出場(三連覇)を決めた。新聞記事の写真
は、甲子園出場を決め、喜ぶ選手たちの傍らで、ホットしたように涙をぬ
ぐう主将の姿を写しだし、心揺り動かされる。
その後、大学で挫折を味わい、大学の野球部で裏方の経験をする。そこ
で、人のために汗を流すやりがいを学んだ。現在は、足利銀行に勤めて
いる。「地域のために役に立つ仕事がしたい」との思いから、就職先に
銀行を選んだ。現在は得意先回りに必要な営業や融資のノウハウを学
んでいる。「甲子園に出るために本気でがんばった日々が今の財産。」
今の目標は、「担当する企業の発展につながるよう、生きたお金の使い
道を提案したい」と思っている。
ユニホームを脱いだ後の生き方でも後輩
や小中学生に手本を示す生き方
をしていることに感銘しました。

人(社会)のために生きることのすばらしさを感じてくれたらうれしいです。
参考に、〈人生で成功する5つの条件〉を示しました。
① 凡事徹底 ② 人の気持ちがわかる ③ 人(社会)の役に立つ 
④ 素直で明るい ⑤ 積極的(前向き)
※「人は何のために働くのか・・・」この問いは、生涯のテーマになると思います。
 今回はその第一歩です。
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3学期 始業式 校長の話〈楽しい学校〉


 平成最後の年、平成31年がスタートしました。休み中に大きな事故
もなく、元気に登校してきた皆さんを見て、大変うれしく思いました。
 2学期の終業式に話をした「貢献」「礼儀」はできたでしょうか。学校
で身に付けたことを社会に生かすことが望まれています。
 私は一年間をこのように考えています。
1学期はよい土づくりと種まき。新しい集団になって、人間関係の土台
づくり、自分の考えを自由に言える雰囲気、心が通じ合う関係の土台
をつくってきました。
2学期は芽が出て水やりと間引き。主に学校行事をとおして、友だちと
認め合ったり、話し合ったり、協力し合ったり、成功体験をして、自己肯
定感を高めてきました。
3学期は花を開く。この1年の成果を表に出すときです。先生や親か
ら、あれこれ言われなくても、自分から進んでやることができる姿を見せてください。
独り立ちできている姿を見せてください。
 2年生は2月に立志式があります。立派に自分の志を発表して、花
開いたところを見せてください。 3年生は進路の決定そして卒業式が
あります。三年間、いろいろな課題や悩みを克服して独り立ちした姿、
自己実現した姿を見せてください。1年生は何がありますか? ありま
す。立派に成長した2,3年生の姿を見て、中学生としての自分を問い
直す仕事があります。9ヶ月の中学校生活を振り返り、2,3年生と比
べてどうだろうか?そして、中学校での新たな目標をみつけてほしい
仕事があります。
 それでは、花開かせる3学期になるように、みんなで温かく、居心地
がよく、学び合いのある楽しい学校を3学期もつくりましょう。
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学力向上専門員訪問〈確かな学力・健やかな身体〉

12月12日(水)、県教育委員会の学力向上推進室から学力向上専門員の
小林先生に来ていただき、ご指導を受けました。本校生徒の学力向上のた
めの「授業改善」「授業力の向上」の取組をみていただきました。芳賀教育
事務所からは生井・委文先生、真岡市教育委員会からは保坂・村上先生に
来ていただいて、授業参観後の研究協議に一緒に入っていただいて、ご指
導を受けました。
 授業者:渡辺教諭(理科)  水沼教諭(保健体育)
授業のめあて  理科:音はどうして発生するのだろうか。
           保体:(サッカー)パスをつなぐことを意識して攻撃の練習
               をしよう。
本校の学力向上のための課題は、
    ①「めあて(ねらい)」を生徒から引きだそう(めあての共有化)
        ※主体的に学ぶことができるように〈教育目標:自ら学ぶ人〉
    ②問題文の読み取りの力をつけること
        ※読解力をつける〈教育目標:よく考えて行動する人〉
    今回の保体では、運動好きな生徒を育てるために、教師のことばかけに
    ついて研究しました。
 
 
各先生が熱心に議論しあって、授業技術を磨き合いました。
小林先生からは、
学力向上のための計画を一人一人の教員が同じ方向を向いて取り組むこと
子どもたちが正解を出し、その理由を説明できる能力を養ってほしい
取組の検証をし、次年度の課題を探ること  など
たくさんのご指摘・ご指導をいただきました。
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12月の朝会 校長講話〈豊かな心:心やさしく〉

12月4日~10日は「人権週間」です。そこで、「人権について考える」という
テーマで話をしました。
 
20世紀は2つの世界大戦があり、人権侵害、人権抑圧が横行しました。
そこで、国際連合では、1948(昭和23)年12月10日に世界人権宣言※
採択しました
。※世界における自由、正義及び平和の基礎である基本的人権を
確保するため、全ての人民と全ての国とが達成すべき基準
今年は世界人権宣言70周年
1950(昭和25)年12月10日を「世界人権デー」と定めた。

日本では「人権週間」は12/4(火)~10日(月)
日本国憲法第13条 ・・・・・・・生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利に
  ついては、公共の福祉に反しない(正しく、自分のため、みんなのために)限り、
  立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
○社会には様々な人権問題がある
   最近で言えば、医学部入試で女子が不利になっていたこと・・・
 栃木県人権施策推進基本計画から
   女性 子ども 高齢者 障がい者 アイヌの人々 外国人 ・・・
☆学校、学級ではどうか、考えてみよう。

○なぜ差別が? 固定観念  偏見 差別 これらの意識を人はもっている
  固定観念で考えてしまう話を紹介し、固定観念が自分にもあることを実感しても
  らいました。
○日本とトルコの思いやりの連鎖について紹介しました。
1890(明治23)年 トルコの軍艦エルトゥールル号が和歌山県串本町沖で遭難 
   500名以上の犠牲者
   串本町の住民が自分たちのために蓄えた食料を提供し、救護。
   69名を救出  和歌山県知事から明治天皇に言上され、日本の
   軍艦でトルコに送還
  95年後
1985(昭和60)年 イラン・イラク戦争の最中 イラクのサダム・フセインが
   「今から48時間後、イラン上空を飛ぶすべての飛行機を撃ち落とす」と、
   発信。
   イランには日本企業やその家族が住み、大慌て。テヘラン空港に向かうが、
   どの飛行機も満席。日本政府は救援機の早い決定できず。
   そこへ、2機の飛行機が到着。トルコ航空の飛行機だった。トルコ国民がいる
   にもかかわらず、日本人215名全員を乗せて、成田に向けて飛んだ。タイム
   リミットの1時間15分前だった。日本政府もマスコミも知らなかった。
   前・駐日トルコ大使の談
   「和歌山県沖のエルトゥールル号遭難事故に際し、串本町の人たちがして
   くださった献身的な救助活動を、今もトルコの人たちは忘れていません。
   私も小学生の頃、歴史教科書で学びました。トルコでは、子どもたちさえ、
   エルトゥールル号遭難のことを知っています。今の日本人が知らないだけ
   です。それで、テヘランで困っている日本人を助けようと、トルコ航空機が
   飛んだんですよ。」
  14年後
1999(平成11)年 トルコ大地震  先の215名が中心となって、日本中を
かけめぐり義援金を集め、トルコに送った。
  12年後
2011(平成23)年 東日本大震災 トルコから各国に先駆けて応援部隊と
義援金、チャリティーバザー品が届く。トルコ政府やトルコ関係の組織から
援助金。
2011(平成23)年 トルコ南東部大地震 日本政府及び日本各地のNPOや
ボランティア団体が復興支援。

 このように、人権を尊重し、助け助けられる学校・社会をつくっていきましょう。
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芳賀地区児童生徒作品展を見てきました

12月1日(土)~2日(日)「道の駅はが」において、芳賀地区
児童生徒作品展が行われました。本校からも6人の生徒の
作品を出品しました。粘土を使って、好みのキャラクター等を
作製しました。一生懸命造ったと感じられる作品でした。
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11月 校長講話〈確かな学力〉

   
   講話資料

 11月7日(水)の朝会で、「知を磨く2」〈夢実現に向けて〉と題して、脳科学による「10代の
壁」の乗り越え方のヒントについて話をしました。
 「10代の壁」とは、人には、7歳~15歳の子ども時代に、勉強や運動でつまずきやすくなる
壁があるということです。10代では、自分の性格や能力などを周りの友だちと客観的に比較
して「自分はそれほどできるわけではない」などと感じ、自信を失ったり、劣等感をもつように
なったりします。また、具体的思考が中心だったのが抽象的思考ができるようになる年齢で
もありますが、そこについていけず、落ちこぼれてしまうこともあります。例えば、算数では、
おはじきなどの具体物を使って習っていたものが、分数や分数同士の割り算が入ってきた
り、記号を使った数式が入ってきたりして、抽象的な思考が必要になってきます。
 「10代の壁」を乗り越えるには、脳の中の「前頭前野」の発達が必要です。前頭前野が弱い
と、行動に対する結果がうまく予想できなくなります。前頭前野は大脳から送られてきた情報を
もとにして、よい結果をもたらすための行動を決定しています。前頭前野が弱いと、どんな行動
がよい結果につながるか、わからなくなります。自分が今している行動がどのような結果につな
がるか、わからなくなるということです。例えば、テスト前にゲームを少しやろうと思ってやりだし
たところ、長時間やってしまった経験はないだろうか。このような行動も前頭前野の未発達から
くるものです。
 「10代の壁」を崩すには・・・
 ☆ 脳は「ことば」と「数」が好き!
   黙読より音読 英語も音読する方が効果抜群 書く作業で脳は大いに活性化
   コミュニケーションは脳全体が活性化
   計算すると脳が活性化  ちょっと難しいを速く性格にするのも効果的(100マス計算)
  ※授業や学年で取り組んでいる「復習確認小テスト」「尊徳テスト」「基礎学力向上テスト」
   に向けてしっかり家庭学習をして備え、結果を出そう!
 ☆ 家庭学習の習慣化が脳にリズムをつくる
脳を鍛える3要素
   ① 勉強・・・「学び」に強く勉める。
   ② 栄養・・・脳は大量にエネルギーを消費(1回の食事で4~5時間しかもたない)するの
          で、朝食をしっかりとる。
   ③ 睡眠・・・脳は眠っている間に復習したり、記憶を整理する。夜更かしをしない。
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10月朝会 校長の話〈健やかな体〉

「なぜ、睡眠が大切なのか?」というテーマで話をしました。
7月実施の保護者アンケートと9月実施の睡眠・朝食調査票の結果より
保護者アンケートでは、全学年とも睡眠や朝食がとれていると、肯定回答し
ている割合は90%を越えていました。睡眠・朝食調査票では、睡眠時間が
7時間以上の生徒の割合は、学年が上がるにつれて低くなっていました。
1年生:87%  2年生:75%  3年生:63%
朝食を毎日とっていると回答している割合は、1,2年生は90%を超えてい
ましたが、3年生は金曜日、土曜日に夜更かしをして、翌朝遅くまで寝てい
て朝食をとっていない人が7人いました。部活動がなくなり、土日に早く起
きる必要がなくなって、そのような生活になっていると推測できます。勉強
して寝るのが遅くなっているのとは違うようです。睡眠は一般的に7時間以
上と言われています(必要な睡眠時間には個人差があるとも言われている)。
睡眠不足によって成長ホルモンのメラトニンの分泌が減って、体の成長や
精神的な弱さ(辛いことから逃げる、イライラ等)にも影響しています。また、
朝食抜きは脳の発達を妨げ、記憶力や思考力が弱くなると言われていま
す。よりよい眠りのために次の3点をあげました。
①夜の過ごし方 就寝1時間前に部屋の明かるさを落とす。
           就寝30分~1時間前になったらスマホ等の強い光は浴び
           ない。
②朝食       メラトニンの原料となるアミノ酸「トリプトファン」を多く含む卵、
           乳製品、大豆製品、肉類などを意識して食べる。
③短時間の昼寝 午後2時頃眠くなるのは自然なこと。机に突っ伏して15分く
            らい眠るのがコツ。
睡眠時間をしっかりとった人の方が学習効率が上がり、学力が向上する。
効果的な学習法は、考える内容の教科を先にやって、次に暗記の必要な
内容の教科をやり、すぐに寝ることがよい。例えば、漢字を覚えることをや
って、次にテレビを見てしまうと、覚えたことが消えてしまう。それは、脳の
『海馬』という部分が物を覚える作業をつかさどっていて、寝ている間に覚え
た知識を整理する作業をしているからだそうです。『海馬』は寝ることによって
大きくなるそうです。睡眠不足は、『海馬』を縮めることになるそうです。
認知症の人の『海馬』は縮んでいるそうです。この勉強の組み立て法を実践し
てみてください。
     
話の前に表彰を行いました。

いつも真剣に話を聞いてくれています。
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学力向上専門員訪問研修会〈確かな学力〉

第8回(昨年度から2年間の取り組み)学力向上専門員訪問研修会を実施しました。
今回の研修のねらいは、「とちぎっ子学力学習状況調査」(2年生実施)等の結果を
もとに分析した本校の学力面の課題を解決するために、授業をどのように改善して
いくかを学び合うことです。
 
 
 
 
3年2組の社会科の授業を、髙橋先生に公開してもらい、その授業をもとに次の2項目
について話し合いました。
①生徒の興味・関心を高め、主体的に学習に取り組む姿勢を育むために、ねらいを生
 徒と一緒に決めていく方法について
②協働して学ぶ力の育成のために、問題文や相手の発表を理解することや考えを相
 手にわかりやすく伝えるために書く力をつける方法について
今後も、自分の授業でそれらのことを意図して実践していくことを確認しました。
次回の学力向上専門員訪問研修会は12月12日に、保体と理科の授業を参観し合っ
て、授業改善、授業力向上を目指していきます。
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9月の朝会 校長の話「私は今を、生きていく」

  
   『私は今を、生きていく』と題して、命の大切さについて話をしま
した。夏休み明け前後に未成年者の自殺は多く発生しています。栃
木県の未成年者の自殺者数は、2008年から2017年の10年間、
年間6人から14人で推移しています。今年の夏休み明け前後にも、
栃木県で3件の自殺とみられる事故が起こっています。

 子どもは国の宝と言われています。君たち一人一人は本当に大切
な一人です。君たちはこれから結婚し、子どもをつくります。しかし、も
し君たちが自分の命をなくしたならば、その子は生まれてきません。
 私の祖父も戦争で今の中国 満州に行き、戦後ロシア兵に捕らえら
れ、シベリア抑留になりました。しかし、戦争から生きて帰ってきたので、
今の自分がいます。もし戦死していたら、今の自分はいません。君たち
もそうかもしれません。君たちの先祖 父母、祖父母、曾祖父母、その
人たちが命を繋いできたから君たちがいるのです。

沖縄県主催の沖縄全戦没者追悼式にて、 中学校3年生が朗読した
詩の一節を読みました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
私は、今を生きている。
みんなと一緒に。
そして、これからも生きていく。
一日一日を大切に。
平和を願って、平和を祈って。
なぜなら、未来は、
この瞬間の延長線上にあるからだ。
つまり、未来は、今なんだ。

大好きな、私の島。
誇り高き、みんなの島。
そして、この島に生きる、すべての命。
私と共に今を生きる、私の友。私の家族。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後に、山本有三の「路傍の石」の有名な一節を紹介しました。
   たったひとりしかいない自分を、たった一度しかない人生を、
  ほんとうに生かさなかったら、人間、生まれてきたかいがない
  じゃないか。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
与えられた命を大切にして、命を活かしてほしい。
命を大切にして、いのちを繋いでいってほしい。
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始業式の校長の話〈成長による楽しい2学期に〉

 今日から2学期です。今朝の登校のときの君たちの笑顔を見て、よ
い夏休みが送れたと感じました。今年の夏は今までになく、暑い夏で
した。ニュースで「今までに経験したことのない・・・」という言葉をたくさ
ん聞きました。これから君たちが生きていく社会は今までの経験では
乗り越えるのが難しい時代になると言われています。そこで、君たちが
身に付けなければならない資質・能力は、様々な人と協働して課題を
解決できる人間関係を築ける力です。そこで必要なのは、コミュニケー
ション能力と人間性です。そのために、2学期に特に力を入れてほしい
ことが3つあります。
 1つ目は、運動会で紅白の組、学年、学級、係組織において、たくさん
の人とかかわって、自分と他の人の考えをすりあわせして、向かってい
く方向を一致させていく経験をしてほしいということです。それによって、
友だちの温かさ、優しさを知り、仲間と行事を創り上げた集団への所属
感や達成感を味わうことができることでしょう。そして、自分の人間的な
成長につながることでしょう。
 2つ目は、文化祭で自分の殻を抜けだして自己アピールする力を付け
てほしいことです。人前で自分を表現し、みんなに感動を与えられたら
最高です。そして、友のよさ、自分のよさを認め合えるようになってほし
いと思います。
 3つ目は、学習です。3年生は大切な進路選択に迫られます。知識を
身に付けて、自分の将来に必要な、希望する高校に入ってほしいと思い
ます。しかし、これからの社会では、どこの高校を出たかよりも学校学ん
だことを、高校やそれ以降の社会で、自分のため、人のため、社会のた
めに活かせることが大切です。先に目をやってがんばってほしいと思い
ます。1,2年生は学力調査では県や真岡市の平均と比べると、少し下
回ってしまいます。これから伸ばしていかなければなりません。伸びる要
素はもっています。それは学校評価の生徒アンケートによると、「学校が
楽しい」と回答している人が多いからです。必ず、1,2年生は伸びます。
みんなで伸びようと考え行動してほしいと思います。
 それでは、2学期、「みんなで創る楽しい物部中学校」を合い言葉にが
んばっていきましょう。「楽しい」とはがんばって何かを身に付け、それを
成長と感じられる楽しさです。
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校内研修(そば打ち実習)〈楽しい学校〉

 8月31日に、校内の研修として、一般教養を身に付けることを
ねらいに、芳賀青年の家の職員の方を講師に、「そば打ち体験」
を行いました。8割そばに挑戦しました。夏休みの終わりに、有意
義な時間を過ごすことができました。2学期に向けて、職員の和が
さらに深まりました。
 
2学期からALTの先生が新しくなり、
ジェームズ・リブジーコールさんにな
ります。ジェームズ先生と呼んでくださ
い。【右の方】
 
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学力アッププロジェクト 研修会実施〈確かな学力〉

 8月21日(火)、学力向上専門員の小林先生にお越しいただき、
本校の学習指導について、ご指導いただきました。
 「とちぎっ子学力学習状況調査」を分析し、本校の強みと弱みを
見つけ出し、弱みの解決のために、全職員でどのような課題をもっ
て取り組んでいくか、そして一人一人の職員がその課題解決のため
に、授業の中で何をすべきかを検討しました。
 全職員の授業力の向上をめざし、今後2回の授業研究を行ってい
きます。
 全職員が真剣に考え、議論する研修となりました。
 
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陸上競技全国大会の応援に行ってきました

  8月18日(土)から21日(火)、岡山市のシティライトスタジアム
(岡山県総合グランド陸上競技場)にて、第45回全日本中学校陸上
競技選手権大会が開催されました。
 本校の海老原聖花さんは、19日の3年女子800M予選、第3組に
出場しました。風が強い中(バックストレート強い向かい風・ホームスト
レート強い追い風)、準決勝進出(予選2位まで+タイム上位4名が準
決勝進出)をめざし、積極的な攻めのレースを展開しました。400M通
過時3位、バックストレートで2位の走者に迫ったとき、スタジアムに
「栃木 海老原さん、追い上げています」のアナウンスが流れ、感動の
シーンでした。惜しくも、最後のホームストレートで抜かれ4位となりま
したが、積極果敢なレース展開に、今まで頑張ってきたすべてを出し
切ろうという思いを感じました。
 ゴール後、スタンドの高橋先生から大きな声がかかり、海老原選手
が手を上げて応えていたシーンはジーンときました。
 目標をめざし、一生懸命頑張ってきた過程が、その人間のこれから
の人生の糧になっていくと思います。「海老原選手、すばらしい走り、
ありがとう。」
 
 スタジアムのメインスタンド                       800Mの開始を示す電光掲示板
 
4コース(手前2人目)が海老原選手                   400M通過時第3位
 
ゴール前のデットヒート                                 スタンドの高橋先生を見上げる海老原選手
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剣道部 有終の美飾る〈健やかな体〉

8/5(日)、真岡市体育館において、第49回芳賀郡市青少年剣道錬成
大会が行われ、応援に行ってきました。本校の剣道部は、少子化の影響
で、この大会をもって活動中止になります。剣道部員たちは、本校剣道部
の歴史を閉じる最後の大会とあって、粘り強い試合をしてくれました。特
に、久下田中との3位決定戦では、先鋒、次鋒では、先に一本を取られて
も取り返して引き分けるといった、諦めない試合を見せてくれました。
3位を勝ち取り、有終の美を飾ってくれました。
 
 
 
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高田待ちで尊徳太鼓披露〈豊かな心〉

 8月1日、専修寺の高田待ち(お祭り)に行ってきました。
 本校の生徒が、18:30~と19:00~の2回、尊徳太鼓を披露しました。
お祭りで賑わっている中で、たくさんの聴衆の目を引きつけていました。
尊徳太鼓は、毎週火曜日の夜、尊徳太鼓保存会の方々にお世話になって、
地域の伝統芸能を継承するために、子どもたちが頑張ってくれています。
今後も、地域で尊徳太鼓の生徒たちを応援していただければ幸いです。
 
 
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1学期 終業式 校長の話より

 
 本日、充実した1学期の終業式が迎えられ、うれしく思います。
 振り返ると、入学式では、あいさつ、返事がしっかりできる1年生の
態度が印象に残っています。入学してきて、意欲のある新入生の姿
に、たのもしさを感じました。それを迎え、楽しい学校を演出してくれ
た、部活動紹介・選手壮行会・ドッジビー大会・・・では、2,3年生の
成長を感じました。3年生の修学旅行では、東大寺大仏殿の柱の穴
くぐりでは、たくさんの生徒がチャレンジし、その盛り上がりに、周囲
の観光客は、物部中の生徒同士の仲の良さを感じとったらしく、称賛
されました。
 道徳の教科化を1年前倒しし、今回の通信票から評価を記入しまし
た。道徳の授業の目標は、「ともによりよく(みんなが幸せに)生きるた
めの土台になる道徳性 (正しい判断力、正しい心、正しく生きようとす
る意欲や態度) を養うこと」です。評価は、君たちが授業の中で、正し
く生きることについて友だちといっしょになって考え、意見を述べ合って
様々な考えを知り、自分はどう生きるかを懸命に考えていることについ
て評価しました。先生から、生き方・考え方を押しつけられるのではなく、
自分たちで考え、見つけてほしいのです。道徳で自分の生き方を見つ
けることは、英語がしゃべれたり、数学の問題を理論的に正しく解ける
ようになることと同じくらい、いや、それ以上に大切なことです。
 学習については、「授業振り返りアンケート」(授業をさらによくする
ために、先生の授業に対して、生徒から評価をしてもらっています)では、
よかったこととして、
・説明がわかりやすかった
・漢字テストで自信がついた
・わからないときにわかるようにしてくれた
・先生が発表の後、ほめてくれた
・テレビ(映像)を使ってわかりやすかった
・グループで協力して問題が解けたところ
・文型ドリルでわかりやすかった
・数学の楽しさがわかってきた
・やる気を出させてくれた
改善すべきところとして、
・先生がしゃべっているだけだと眠くなるので、書く作業をたくさんしたい
・話のスピードをもう少し遅くしてほしい
・振り返りをもっとしてほしい
先生と生徒で力を合わせて、よい授業をつくっていきましょう。
 1学期の2回の定期テストのようすは、
順位の上がった人数 1年:12人 2年:13人 3年:15人
順位の下がった人数 1年:21人 2年:16人 3年:19人
5番以上上がった人数 1年:6人 2年:5人 3年:7人
5番以上下がった人数 1年:5人 2年:4人 3年5人
最高に上がった順位
1年:10番 2年:12番 3年:10番
この結果から、勉強をやる人とやらない人の差がつきつつあると言えます。
 明日から運動部の大会が始まります。最後に勝ったチームが強いのです。
勝つための秘策は、・・・・睡眠と朝食です。勝負は始まっています。暑さに
負けないよう、がんばろう。
 では、9月3日、ひとまわり大きく成長した皆さんに会えることを期待して
います。
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7月の朝会 校長講話より(豊かな心)

 7月の朝会で、次のような話をしました。
テーマは「最後の夏に挑み、何を学ぶか?」
校訓の「勤労」(自分の努力でものごとを切り拓くこと)に関連
して話をします。
今日の話のめあては、『部活動から学び、生きていく上での心の
糧(活力)にしよう』です。
部活動の目的は、
 ①自発性、協調性、責任感、連帯感等を育む。
 ②スポーツ・文化活動の楽しさを通して、喜びを味わい、学校
       生活を豊かにする。
 ③スポーツ・文化活動を生涯にわたって親しむ心を育む。
この目的を達成するためには、
 ①勝つこと ②賞を取ること ③うまくなること  
これらを目標として、強く心に刻んで活動することが必要です。
ワールドカップ、サッカー日本代表は、日本のサッカーが見たこ
とのない景色(ベスト8)をチームで掲げ、あのような感動する
サッカーを見せてくれました。

徳島県立池田高校元監督 蔦文也 氏について話をしました。
「山あいの町の子どもたちに一度でいいから大海を見せてやりた
かったんじゃ」と、20年かかって甲子園の強豪校をつくり上げ、
打撃優先の高校野球に転換させた第一人者でした。
蔦 氏が甲子園で負けて引退する3年生に向けての言葉を紹介しま
した。
『今まで野球に勝て勝てとしか言ってこなかったがあれは嘘や
全国制覇する一校を除いてみんな負けるが高校野球じゃ
高校野球なんてものは人生の一部や これからの長い人生勝ち
続けるなんて無理や 勝つことよりも負けるときがほとんどや
大切なことは腐らず生きて生きて生きのびることや 人間死ん
だらあかんのや 人生は敗者復活戦や ワシも池田高校を甲子園
に連れてくるのに20年もかかった せやからお前らもこれから
負け続けても頑張れ』
『負けることが不名誉だとは思わない。不名誉なのは、負けるこ
とによって人間が駄目になってしまうことだ。』
「部活動を通して学び、これから生きていくための活力にしてほ
しい」と訴えました。
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通信陸上競技大会の応援に行ってきました

第64回全日本中学校通信陸上競技大会栃木県大会に、本校からは
3年生の海老原さんが出場し、共通女子800Mで2位、全国大会
出場のための標準記録突破を成し遂げました。これによって、関東
大会と全国大会の出場権を獲得しました。予選ではゴール後に倒れ
込み、今までには見られない、全国出場への強い思いを感じました。

      【全国大会出場を目標にスタート】

      【予選1位でゴール後、倒れ込む】
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同窓会長歓送迎会〈地域とともにある学校〉


【中央:前会長 星野さん 右:新会長:仙波さん】
同窓会長 星野文治さんが退任され、新会長に副会長の仙波忠昭
さんが就任されました。それにともなって、事務局の國母孝至さ
んが副会長に、監事の中野和良さんが事務局に、新しく監事に廣
澤隆志さんが就任されました。
 星野文治さんについて
第8代同窓会長(H21年~H29年 10年間)
※平成8年度のPTA会長として、平成9年度の50周年記念
 事業を中心となって準備いただきました。
 常に、21世紀の次世代を担う物部中の生徒に対して、より良い
 環境の中で勉強に、スポーツにと、整備、充実に尽力されました。
 何をすれば生徒たちや中学校に役立つかを考えて取り組んでい
 ただきました。
「星野さん、ありがとうございました。ごくろうさまでした。」
「新会長の仙波さん、これからの物部中学校へのご支援、ご協力、
 よろしくお願いいたします。」
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いじめゼロ宣言(生徒集会)より(豊かな心)

社会問題になっている「学校でのいじめ問題・事件」について、物部中
からどのようにしていじめをなくすかを考えてもらいました。そこで、
「いじめゼロ宣言」の生徒集会を行うことになりました。
生徒会長から、全生徒に、「いじめについて一緒に考えていきましょう」
と呼びかけてくれた内容を紹介します。

『今日、皆さんに集まってもらったのは、生徒会から皆さんに考えて
ほしいことがあったからです。それは、いじめについてです。世の中
でいじめによる悲しいニュースが流れていますが、私はそのニュース
を見るたび、とても悲しくなります。学校で同じ勉強をしている友だち
にひどいことをしているのが、まったく理解できません。あってはなら
ないことだと思います。皆さんの間で、いじめは起きていますか?自
分の心に聞いてみてください。今日の集会はこのようなことについて
考える時間です。物部中がよりすばらしい学校になるよう、一緒に真
剣に考えましょう。』


昨年度の人権講話では、いじめをしている人に「なぜ、いじめをした
の?」と尋ねると、ほとんどの人が「ふざけていただけです」と答える
そうです。
いじめは、いじめられている人の受け取り方で決まります。いじめて
いる側には自覚がないようです。そこで本校では、スクールカウンセ
ラーの先生に、相手の立場に立った行動がとれるように、「アサーショ
ントレーニングとは」ということで話をしてもらいました。各学級で、
その後、アサーショントレーニングを実践していくことになっていま
す。

昨年度の5月の朝会で、いじめは他者の教育権の侵害になり、人生ま
でおかしくしてしまうことがあることを、下野新聞の投稿を紹介し、
話をしました。

二宮尊徳先生も、「万象具徳」を唱え、「自分のよさをみつけ、それを
世の中のために使って、幸せな人生を送ってほしい」と言っています。

いじめゼロの学校にしたい➔全生徒が毎日学校に来るのが楽しい学校に
していきたい
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6月朝会の校長講話(ふるさとを愛す)

 6月15日は「栃木県民の日」 そこで、6月の朝会では「栃木博士 クイズ」を
行い、栃木県について話をしました。

県民の日記念「栃木博士 クイズ」※1~5は四者択一
1 栃木県内で1番高い山は?  
   答 白根山 2578m
2 栃木県内で1番長く流れている川は?  
   答 鬼怒川  125/177km
3 栃木県内に実際にある駅名は?  
   答 おもちゃのまち駅(壬生町 東武宇都宮線)
4 栃木県の面積は関東地方で何番目? 日本で何番目?
   答 関東地方で1番目 日本で20番目
5 栃木県民の歌の3番の出だしは?  
   答 (人の和)の 夢おおらかに
6 栃木県内には5つのプロスポーツチームがある。
  それぞれの競技種目は?
 ①栃木SC  答 サッカー   
 ②日光アイスバックス 答 アイスホッケー
 ③宇都宮ブリッツエン 答 サイクルロードレース
 ④リンク栃木ブレックス 答 バスケットボール
 ⑤栃木ゴールデンブレーブス 答 野球
7 栃木ゴールデンブレーブスには、物部中の先輩が所属していました。
  誰でしょうか?          答 岩井さん
8 それぞれ何でしょうか?
 ①県の木  答 トチノキ    ②県の鳥  答 オオルリ
 ③県の花  答 やしおつつじ  ④県の獣  答 カモシカ
9 6月15日が「県民の日」になったのはなぜ?
  答 7世紀後半、下毛野国(しもつけのくに)と那須国(なすのくに)が
    統一されて下野国(しもつけのくに)が成立し、現在の栃木県の
    形になった。幕末に30あった藩が明治4年の廃藩置県で10
    の県になり、すぐに宇都宮県と栃木県の2県に統合された。
    明治6年6月15日、宇都宮県を廃止し、栃木県(県庁は栃木
    市)になった。明治17年に県庁を宇都宮市に移した。
10 「下野・しもつけ」の語源は?
  答 都から遠い方の作物がよく育つ土地をもった国
    下・・・昔の国名の「上中下前後」は都との距離を表している。
       「上野」「備中」「下総」「備前」「越後」
    つ・・・~の
    毛・・・大地から生えたもの、作物 「二毛作」
    野・・・土地
      「上野国(こうずけのくに)」は群馬県
      「両毛線」は両方の毛の国を結ぶから
      「鬼怒川」は「毛の川」が語源  「絹川」の説もあり 
        明治時代に鬼怒川となった
11 栃木県の県章は何をもとに描かれたか?
       
     答 「栃」の字を抽象化
12 栃木県が生産日本一を誇る農産物は?
  答 いちご  かんぴょう  二条大麦
13 日本で初めて駅弁を販売したのはどこの駅?
  答 宇都宮駅

 『すばらしい郷土に生まれたことを幸せに思い、栃木県について
  県外の方に紹介できるようにしよう。』
 『ふるさと真岡を愛する人になってください。』
 下野新聞(2013年3月30日)の記事を紹介
 『▼インターネット上に、栃木県民ではないけれどこの歌が大好き
  という書き込みがあった。サッカーの栃木SCのサポーターが、
  全国各地の試合会場で歌っているので、県外に知られることにな
  ったのかもしれない ▼県議会で「県民の歌がカラオケに入って
  いれば、県外に行ったときにも歌える」と提案を受けた福田富一
  知事は、先日の記者会見で、どうすれば実現できるか研究する考
  えを示した ▼携帯電話の「着うた」として県が昨年1月から配
  信している県民の歌のダウンロード数が8千件を超えたという。 
  ▼わが県民の歌も長く歌い継がれ、ひょっとすると、本当に国民
  的な愛唱歌になるかもしれない。』

  最後にみんなで「県民の歌」を歌いました。※一部抜粋
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修学旅行帰校式 校長の話(生き方)

 

   出発前の3S、しっかりできました。
 1つめのS(セーフティー:安全)について、大変よくでき
ました。安全・安心な修学旅行になりました。本校の3つ
の約束「時を守り 場を清め 礼を正す」ができたからで
す。皆さんに感謝します。
 2つめのS (スタディ:学習)については、実際に日本文
化に触れ、今後の生き方に役立てられるかによって決まり
ます。事前指導の話で、金剛力士像の話をしました。実際
に見て、どう感じたでしょうか。大仏も大きかったですね。
しかし、「大きかった」で終わってしまうのではなく、鎌
倉時代の人が「なぜ大きな大仏や力士像を作ったのか」考
えてみてください。また、3日目に見学した二条城は大政
奉還が行われた場所。実際に見て何を思ったでしょうか。
大政奉還によって時代は大きく動き、明治維新となりまし
た。それを成し遂げた人たちに思いをはせてほしい。志を
もって時代を駆け抜けた人から学んでほしい。興味がわい
たら今、NHKで放送している大河ドラマ「西郷どん」を見
てください。2日目の晩に鑑賞体験した「舞妓さん」。皆
さんは「きれい、かわいい」と感嘆の言葉を口にしていま
した。「なぜ、かわいい、きれいなのでしょうか。」私は、
舞妓さん『とし七菜(なな)』さんが、中学校の修学旅行で
舞妓さんに出会い、志をもって舞妓の世界に飛び込み、厳
しい稽古を通して自分を磨いているからだと思います。志
がもてる生き方をしてほしい思います。実際の物を見て、
考え、気づく、そんな修学旅行になることを期待します。
 最後になりましたが、3つめのS(ソフトハート:やわら
かい心)について、全員参加で、皆さんの明るい笑顔がたく
さん見ることができ、すばらしい学年の絆ができたと思い
ます。偶然にも同じ地に生まれたことに感謝しましょう。
すばらしい3日間でした。
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修学旅行前の3年生への話(生き方)

 
    明日、楽しみにしていた修学旅行に出発します。天気は大丈夫なよう
ですが、気温は高くなります。京都は盆地なので、朝晩は寒く、昼間は
暑くなります。楽しい旅行にするには体調管理が大切です。今日は早く
寝ましょう。
 皆さんは京都・奈良に行ったことがありますか?私は13回目の京都
・奈良の旅になりますが、10年ぶりくらいになります。久しぶりに行
く楽しみと、教員生活最後に私が大好きな物部中の君たちと行けること
が楽しみです。
 しかし、ただ楽しかったではダメです。例えば、「どこに行ってきた
の?」「何か古いお寺に行ってきた」とか、「どんなことが楽しかった
の?」「鹿にせんべいをあげたこと」「ソフトクリームを食べたこと」
「旅館でみんなで騒いだこと」、これでは中学生として寂しいですね。
修学旅行の目的は、『日本の古い文化に触れる体験を通して、学校で学
んだことを充実発展させること』です。
 私が楽しみにしているのは、東大寺の南大門の金剛力士立像を見るこ
とです。初めて見たのは中学生のときの修学旅行です。力強さ、大きさ、
その迫力に圧倒されました。そして興味をもち、テレビのNHK特集や書
籍でいろいろなことを知り、ますます興味がわきました。その後、昭和
の終わりから平成になる頃にかけて解体修理が行われました。鎌倉時代
の「運慶」「快慶」という仏師の作と言われていましたが、解体したと
ころ4人の仏師の名前が記されたものが出てきて、「運慶」「快慶」の
他に、運慶の息子の「湛慶」と運慶らが属する集まりの中の腕利きの仏
師「定覚」も加わっていたことが分かってきました。20人で、70日かかっ
て、山口県の木材を使ってつくられていることも分かりました。また、複数
の木材を束ねた「寄木造り」になっています。1度完成して立てたところ、
顔の向きが下から見上げる人の方に向いていないことがわかり、もう1度
やり直したそうです。
 皆さんも、何かに興味がもつことができて、知識が広がることを期待して
います。
 最後に、楽しい思い出にするために、3日間を安全な旅にして、元気
にもどってきましょう。また、友だちに対して思いやりをもって、共に
協力し合ってよりよい人間関係をつくってほしいと思います。そのため
には、本校の3つ約束、「時を守り、場を清め、礼を正す」を守りましょ
う。修学旅行のキーワードは3S(スリーエス)です。「S:安全(セーフ
ティー)」「S:学習(スタディー)」「S:やわらかい心=思いやり(ソ
フトハート)」です。それでは、楽しい3日間になることを願っています。
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5月の朝会講話「積小為大」(生き方)

 
 20年くらい前に野球部保護者会で設置     昭和28年3月13日少年期の像完成除幕式を行う      
                                 現在66歳

 今月の朝会講話は、二宮尊徳先生が唱えた『積小為大』について話を
しました。
 二宮尊徳(金次郎)先生は神奈川県小田原市生まれ。農政課・思想家。
1823年から1848年の26年間、物部の地で農村復興に努めた。
豊かな農家にうまれたが、何度も酒匂川(さかわがわ)の氾濫で田畑が
流され、家は没落し、過労によって両親は亡くなる。兄弟ばらばらに親
戚の家に預けられた。
 1803年(16歳)のときに「積小為大」を開眼。毎日勉強していた
金次郎は、読書をするための油代を稼ぐために荒地に菜種を植え、たった
一握りの菜種から7~8升の取り入れになった経験や、捨て苗を荒地で丹
精込めて育てて、秋には一俵のもみを収穫したことにより、自然の恵みと
人の力のすばらしさを知るとともに、小さな努力の積み重ねが大切(積小
為大)だと学び、これが後の行いや考え方のもとになった。
 積小為大の意味
 小さな努力の積み重ねが、やがて大きな収穫や発展に結びつく。小事を
おろそかにしていて、大事をなすことはできない。
 二宮尊徳先生の言葉
『大事を成さんと欲する者は、まず小事を務むべし。大事を成さんと欲し
て小事を怠り、その成り難きを憂いて、成り易きを務めざる者は、小人の
常なり。それ小を積めば大となる。』
 成功するためには、「ひたすら」「こつこつ」「地道に」と継続できる
どうかにかかっている。できない理由を考えるも、できる方法を考えよ
う。「継続は力なり」と覚悟を決めましょう。自分の信念に従いつつ、冷
静かつ的確に状況を判断し、着実に歩を進める人でありたい。

〈イチローの言葉〉
「夢や目標を達成するためには1つしか方法はない。小さなことを積み
重ねること。」
「小さなことを重ねることがとんでもないところにいくただ1つの道で
ある。」
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4月の朝会講話「自ら学ぶ人」(確かな学力)

 中学校段階での学力は多くの部分は「知識を覚えていること(記憶)」がベースになっている。
心理学者のヘルマン・エビングハウスは、記憶について実験し、「忘却曲線」に表した。
縦軸に記憶量、横軸を時間とした。
 
1時間後には、56%忘れる。Ⅰ日後には、74%忘れる。
1週間後には、77%忘れる。1ヶ月後には、79%忘れる。
「人間は忘れる動物である。」
そこでどうすればよいか。
 
1日後に復習すれば100%に短時間でもどる。しかし、また忘れる。
2日後にまた復習すれば100%に短時間でもどる。
しかし、また忘れる。
3日後にまた復習する。 左のグラフの矢印が「復習で記憶をもどしていること」を表している。
【結論】
  ①学力を向上させるためには、復習が必要である。
  ②復習は、できるだけ早くやる方が、苦労が少なくてすむ。
  ③復習は、繰り返しが必要。繰り返すことで、少ない時間で記憶が完全に近づく。
 学力向上の秘訣は復習を習った日から数日連続で繰り返し行うこと。
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入学式 式辞より

 
   新入生38名の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんの入学を
心待ちにしておりました。保護者の皆さま、お子様のご入学誠におめでと
うございます。心からお祝い申し上げます。
 ・・・・・略・・・・・・
 今日から皆さんは歴史と伝統のある物部中学校の生徒となりました。
 ・・・・略・・・・・・・
 そういった大切な3年間のスタートにあたり、皆さんにお願いしたい
ことがあります。それは、中学校では、まだ自分が気付いていない、「新
しい自分」を探してほしいということです。「新しい自分に出会う秘訣」
を3つお話しします。
 一つ目は、「自分の良いところ、長所を見つめ、自分を好きになるこ
と」です。そうなれば、「がんばろう、挑戦しよう」という前向きなエネ
ルギーが満ちてきます。悪いところ、短所も含めて、まるごと自分をす好
きになりましょう。短所は長所です。例えば、「落ち着きがない」と言う
と短所になりますが、「エネルギーがある」ととらえれば、立派な長所で
す。そうやって自分のことをプラス思考で受け止めることを自己肯定感が
高いと言います。自己肯定感が高まると元気が出てきます。
 二つ目は、「自分の周りの人の良い面に目をやり、好きになること」で
す。そうなれば、「学校が楽しい」という前向きな姿勢になってきます。
例えば、相手を好きになれば、授業中、学級の仲間と考えを述べ合って問
題を解決するときに、友だちの考えの良さが見えてきて、今まで気付かな
かった見方や考え方を知ることができます。そして、それを参考に自分に
も新たな考えが浮かんできます。
 三つ目は、「結果はすぐに出ないから、根気よく挑戦すること」です。
中学生になって、学習内容が複雑になると、すぐに成果が現れないときも
あります。部活動でも同じことが言えます。結果ばかり求めてしまうと、
「自分は能力がない。あるいは、これには向いていない。他のことをやっ
てみよう」というように、自信を失ったり、すぐに諦めてしまったりしま
す。身に付くかどうかは、粘り強く時間をかけて取り組めるかどうかに掛
かっています。「自分にはできる」とプラス思考で考え、挑戦することで
す。
 これら三つのことをみんなで実行することによって、新しい自分に出会
い、人の温かさ、努力・工夫する喜びを知ります。また、みんなで苦しん
だり悩んだりする中で、自分の生きる道を見つけることができます。気が
ついてみたら、自分の夢や目標がちゃんと近づいています。
 新入生の皆さん、互いに励まし合い、支えう合う仲間になってください。
そして、「よし、明日も元気」と、笑顔で、前を向いて、毎日を過ごして
いきましょう。
・・・・・・・略・・・・・・・・・・
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始業式 校長の話より

  
            今年度も温かい学校・学年・学級づくりを
 心も晴れやかに、「さあ、がんばるぞ!」という気持ちになっている
ことでしょう。
 1年のスタートにあたり、「将来のために、どのような力をつければ
よいのか、どのような学校をつくればよいのか」を話します。
 「希望の高校に入る力をつけること」、つまり知識を身に付けること、
もちろん大切です。皆さんが社会に出て活躍する時代、10年後、20
年後はそれだけでは力不足です。
 私が小学生の頃、学校の授業は、たくさんの子どもに、知識を身に付
けさせる必要がありました。それは、高度経済成長期で、大量生産、大
量消費の時代で、組織の中で、社会の中で、与えられた仕事をやってい
たり、人に教わった方法や人をまねた方法でやっていればうまくいった
時代でした。この物部中でも、昭和30~40年前半は生徒数が400人、
40年後半には300人と、今は120人ですので、3倍以上の生徒数
でした。そして、平日は毎日6時間授業、土曜日も授業があ って4時間、
1週間に34時間の授業がありました。今は29時間です。「詰め込み教
育」と言われました。その後、学校が荒れ、「ゆとり教育」へ、すると学
力低下が教育課題になったり、いじめ・自殺増加によって「心の教育」が
重要視されたりしました。そして、皆さんの時代、これからは、グローバ
ル化、高度情報化社会、人工知能の発達、超少子高齢化社会となり、明治
以来の大変革期が来るといっている学者もいます。知識だけでできる仕事
は人工知能がこなすので、人は必要なくなります。知識はスマフォで調べ
ればわかるので覚えておく必要がありません。人口減少によって、日本市
場は小さくなり、経済活動を維持するために海外に出て事業展開したり、
外国人労働者の確保に力を入れることでしょう。つまり、外国人をはじめ、
多様な人々とかかわりが増えてきます。
 そこで、皆さんに求められる資質・能力は、多様な人と協働して改題を
解決していく力、話合い活動ができるコミュニケーション力、情報活用能
力、そして、人間関係を上手に作れるための人間性、論理的思考力 等が
求められています。
 そのような能力を身に付けるための土台は、人間関係の温かい学校・学
年・学級です。何でも言い合える人間関係の構築が大切です。皆さんには、
そのような集団をつくってくれることを期待します。そのときに、困難だ
ったり、悩んだりしたときは、友だち、先生に相談してください。物部中
の先生は必ず解決の糸口を示してくれると思います。
 一人一人の生徒が自分に自信をもち、自己肯定感を高め、心が優しく、
覇気のある生徒に成長してくれることを願っています。生産性のある、
実がなる1年にしましょう。
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保護者会全体会 校長の話の補足

 校長の話で十分な時間がとれなかったために、また、欠席された保
護者の方のために、配布された資料をよく読んでいただくとともに、
補足させていただきます。
 昨年度の学校評価のための保護者アンケートにおいて、「1学期の
家庭訪問で担任の先生と話をした後、話をする機会が3学期では時間
が空きすぎる」という意見がありました。そこで、2学期に二者(1,
2年生)・三者(3年生)懇談を行い、3学期に保護者会(授業参観・全体
会・学年懇談)としました。
 今年度、本校では、現在の生徒が大人になったときに必要となる資
質・能力を育むために、授業の中で学び方を教えています。そのため
に、自ら進んで学びたくなる(本校の合い言葉『「わかる授業」から
「できる授業、もっとやってみたいと言わせる授業」への転換』)授
業方法、友だちと協力して対話の中から学ぶ授業方法(今年度は主に
自分の考えを文章で表現することを重点化しました)を追究してきま
した。そこで、授業者には、生徒同士の学び合いの学習を展開する
ようにお願いしました。1年生は「総合的な学習の時間の研究の発
表」、2年生は「英語」「社会」の授業を参観していただきました。
保護者の方が受けてきた授業(話を聞いて、知識を身に付け、問題を
解く等)とは変わってきていることが感じられましたでしょうか。 
※学ぶ土台は知識ですので、知識を身に付けるために、小テスト等も重要視して
います。

 今年度、4月と12月(一部11月)に実施した真岡市総合学力調査、
とちぎっ子学力・学習状況調査結果の達成率(配付資料に説明あり)の
推移について、各学年の結果を示させていただきました。全体として
の結果を示しましたが、大切なことは、個々の学力ですので、テスト
返却といっしょに配布した個票を用いて弱点を分析し、勉強方法を親
子で検討してみてください。もちろん、学校側でも分析し、授業にい
かしていきます。
 今年度の課題として掲げてきた『自己肯定感を高め、覇気のある生
徒の育成』について、上記の学力調査といっしょに行った質問紙や学
校評価のための生徒・保護者アンケートの結果について話をしました。
2年生の自己肯定感があまり高くない結果となってしまいました。ま
た、2年生の「学校が楽しいか」という質問の回答で、肯定回答が目
標の90%を超えませんでした。今後、学校として重点課題にし、誰
もが自分にはよいところがあると感じ、学校が楽しいと思える学校づ
くりに、全職員で取り組んでまいります。家庭でも親子の関わりで、
お子さんをプラス思考で見ていただいて、自己肯定感が高まるように
お願いします。
 3年後に新学習指導要領が完全実施され、この3年間は移行期間に
なります。最初に話をした授業改善(主体的・対話的で深い学び)、学
校の学びが社会で生かせる学びになること、またそのことを社会と共
有すること(社会に開かれた教育課程)が求められてきます。道徳も再
来年度からは教科になるので、通知表での評価方法について説明しま
した。本校では、来年度から通知表に道徳の評価を加える予定である
ことを伝えました。
 12月に実施した学校評価のための保護者アンケートのお礼と、本
校への要望とともに本校のよさにについても記入していただくように
お願いしました。学校の頑張りも認めていただくと先生方の勤務意欲
も高まりますので、プラス思考の見方もよろしくお願いします。
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第71回卒業式 校長式辞より

    前文省略
 あなたがたは、物部中学校の「最高学年」として、よりよい校風を築
き、下級生にすばらしい模範を示してくれました。自己肯定感が高く、
覇気のある3年生」と称賛できる言動をたくさん見せてくれました。
「ありがとう」と感謝したいと思います。
 学習面では、学び合い学習の時、お互いの考えを述べ合い、協力して
課題に取り組み、より深い、新たな考えを導こうとする、意欲的な態度
が見られ、めざす学校像の「学び合い、高め合う学校」の模範でした。
 部活動では、物部中学校の「積小為大」の精神で、目標をめざし、放
課後や休日に、仲間と共に、一生懸命努力している姿をたくさん見せて
もらいました。・・・・・・・・・・・応援に来てくれていた保護者の
方は、熱い気持ちになったことでしょう。
 修学旅行では、・・・・集合時間5分前行動、礼儀正しいあいつがし
っかりでき、・・・・本校の3つの約束「時を守り、場を清め、礼を正
す」をしっかり身に付け、社会に出て信頼される人に成長してくれまし
た。・・・・誇れる3年生でした。
 運動会では、下級生をリードして、全校生徒の明るさ、たくましさ、
そして絆の深さを感じさせられました。・・・・・小規模校ならではの
仲のよさ、温かな雰囲気を感じさせてくれました。これらは見ていた人
すべてに感動を与えていました。・・・・・・・・・・・・・  
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 ここで、卒業する皆さんへ、昨年引退した、フィギュアスケート選手
浅田真央さんについて、話をしたいと思います。8年前のバンクーバー
オリンピックで惜しくも銀メダルに終わり、次のソチオリンピックでは
金メダル間違いなしと期待されていました。しかし、ソチオリンピック
では、ショートプログラムで失敗し、16位。 翌日のフリーでどんな
すばらしい演技をしてもメダルは不可能となってしまいました。 普通
なら気落ちして、諦めた演技をしてしまいそうですが、彼女は違いまし
た。リンクに立ち、スタンドの観衆を見た瞬間に、応援してくれている
人、支えてくれている人のために、やることをやるとスイッチは入った
そうです。 そして、見た人の魂を振るわせるような完璧な演技をし、
本人も観衆も感動の涙を流しました。今でも伝説の演技と言われていま
す。彼女はメダルよりも価値のあるものに気づいたのではないでしょう
か。私は、人に感動を与え、勇気を与える生き方こそ尊いと思います。
 まさに、卒業生の皆さんの中学校生活をとおしての成長の姿も、周り
の人を感動させ、心を揺り動かし、勇気を与えたものだったのではない
でしょか。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 それでは、卒業生がこれからの生活でも、周囲の人に感動を与え、勇
気を与え、よい社会を築いていく1人になることを心から願い、式辞
といたします。
 平成30年3月9日      真岡市立物部中学校長 清宮敏明
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2月の朝会 校長講話より

2月の校長講話は『命の大切さ』についてでした。
昨年の12月の座間市の殺害事件、今年の1月の八王子市の殺人未遂事件
と、若い人たちの自殺願望の相談にのるふりをしての凶悪事件が連続しまし
た。また、過去40年間の18歳以下の日別自殺者数をみると、学期の始めに多いことがわかります。命の大切さ、失ったら2度ともどらないもの。自殺願望をもたせないためにも、本校のめざす生徒像「自己肯定感を高め、覇気のある生徒」をめざしましょう。
相田みつをさんのことばを2つ紹介しました。
  私がこの世に生まれてきたのは    
  私でなければできないことが
  何かひとつこの世にあるからだ    

  ぐちをこぼしたっていいかな
  弱音を吐いたっていいかな
  人間だもの
  たまには涙をみせたっていいかな
  生きているんだもの

 また、数年前に最優秀賞に輝いた人権作文を朗読しました。内容は、
「父の死を看取った私が『命の重み』を痛感しました。命がどんなに
大事なものか、そして、どんなに儚いものかを。・・・・・
 もし、誰かに対して「死ね」などという人もいつか必ず気づくはず
です。
  軽い気持ちや冗談で言うべき言葉ではないということ。・・・・
私たちのこの命は、自分一人だけのものではありません。何千何万と
いうご先祖たちが繋いできた命であり、生まれ出てからも、たくさんの
人により支えられてきた命です。・・・・・
 今悩んでいる人、苦しんでいるみなさん、安心してください。辛くて
逃げ出したいのは、戦っている証拠。迷っているのは、前に進みたい証拠。
 疲れて立ち止まってしまったのは、そこまで進んだ証拠。どんな出来事
も、自分の今ある命を燃やし、前進するためのエネルギーになるのですか
ら。
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立志式校長式辞より

 
                                                     2年生による合唱 手紙~拝啓 十五の君へ~
立志を迎えた42名の2年生の皆さん、「おめでとうございます。」
 立志式に当たり、人生の目標を人生の目的と結びつけることを考えてほしい。
人は生まれながらにして、人の役に立ちたいという潜在的な欲望をもっています。
人は皆、この世のために役立つように生まれてきてきています。その役割を果た
していると実感したとき、かけがえのない喜び、生きがいを感じるのです。
 マイ・チャレンジの事前学習での事業所の方々や、生き方講話の講師の先生に、生きていく上での指針になる話を聞き、人生の目的の大切さを学びました。
 日本プロ野球史に名を残す名スラッガー、松井秀喜氏がジャイアンツに入団するときの記者会見で「僕は、子供たちに夢を与え、球場に直接見に来てもらえる選手になれるよう頑張ります。」と答えています。彼は高校生のときから、自分は何のために生まれてきたのか、人生の目的が見えていたのです。
 私は、人は何のために生まれくるのか、そこがわからないと勉強をしても、運動をしても身に付かないと思います。人は考え方が変われば取り組む姿勢も変わります。自分は何のために生まれてきたのかを中学校生活の残り1年の中でしっかり考え、「人生の目標」を「人生の目的」と結びつけてください。
 相田みつをさんのことばを紹介し、式辞といたします。
私がこの世に生まれてきたのは
私でなければできないことが
何かひとつこの世にあるからだ
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職員の雪かき作業に感謝

1月23日(火)は前日の大雪による積雪のため臨時休業としました。職員で
協力して、当日の午前中いっぱいかかって雪かきをしてくれました。学校前の
信号のある交差点、正門付近、昇降口付近、自転車置き場にはほとんど雪が
なくなり、安全に登下校できるようになりました。先生方、事務長さん、用務員
さんに感謝です。
 
 
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インフルエンザ対策

真岡市内の小中学校のインフルエンザ罹患者が増えています。
あたりまえのことがしっかりできるようになっているかが問われるところ
です。予防のための『凡事徹底』に心がけましょう。 保健室前には、生
徒たちの予防の意識を高めるため、インフルエンザに関する掲示がな
されています。紹介します。是非、見てほしいと思います。
 

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始業式より

3学期の始業式を行いました。
校長の話より
   3学期はまとめの学期です。1学期の始めにたてた目標が達成できるように
最後の頑張りに期待します。特に3年生は自分の進路実現という、大切な時期です。この時期の頑張りが大人になった時に生きてきます。受験に合格したときに伝える言葉として、「桜咲く」がありますが、本当に咲かせなければならないのは大人になってからです。しかし、受験に立ち向かうこの2ヶ月の頑張りが社会で成功するための肥料になります。今しっかり肥料をまいてください。
 私が考える肥料というのは、1つめには、困難に打ち勝つ経験です。努力をしてやり遂げた経験は必ず将来のパワーとなることでしょう。2つめには、学校で身に付けた知識は物事の判断に活きることです。(私が30歳代のときにゴルフの会員権売買で損をするという、人生の判断ミスを話しました。数学的に考え判断すれば引っかからないことでした。)学んだことを生かすことができるように、勉強をがんばりましょう。
 1,2年生は次の学年へのステップの3学期です。よい締めくくりの3学期になるように、みんなで、温かい、居心地のよい学校を創りましょう。
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終業式より

2学期の終業式を行いました。
校長の話より
「学校行事において、職員と生徒がともにがんばり、主体性・実践力を育
むことができました。家族的な雰囲気は地域の方から称賛されました。郡
市駅伝競走大会で女子は5位入賞を果たし、喜び合う姿が見られ、うれし
い思いがいっぱいでした。」
「冬休みのキーワードは、『貢献』『礼儀』です。家族の一員として、家
庭に貢献する行動をしよう。親戚の方、地域の方に、あいさつをしよう。
『礼を正す』の実践力をつけよう。」

  今年も残すところ6日です。よいお年をお過ごしください。
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学力向上プロジェクト実施

12月20日(水)授業改善、教師の指導力向上をねらいに、県教委の学力
向上推進室から学力向上専門員の先生をお招きして、研究授業・研究協議
を行いました。笹島先生(理科)と金敷先生(国語)が研究授業を行い、本校
の授業で課題となっている「ねらいの設定・考えを書くこと・振り返りの
方法」について話し合い、芳賀教育事務指導主事の先生、市教委の指導主
事、学力向上専門員の先生から指導を受けました。生徒が授業に主体的に
取り組む学習活動を見出していけるように全職員が真剣に学びました。
 
 
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人権集会

12月21日(木)、人権擁護委員さんに来ていただき、人権集会を行い
ました。
3年生による人権作文の朗読があり、外国人への差別意識について、考え
させられる内容でした。
いじめについてのDVDを視聴した後、人権擁護委員さんからお話を聞き
ました。いじめの事件が起き、いじめる側に聞くと、「悪ふざけでやった
だけ」と答える子が大半で、いじめられている側の「身体的・精神的に攻
撃されている」苦しさが理解できていないとのことでした。いじめられて
いる生徒を絶対に守る姿勢で学校は取り組んでいきます。また、いじめて
いる生徒にはその裏にある原因をつきとめ、学校全体で指導していきたい
と思います。また、保護者との連携で解決していきたいと思います。
 
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物部小学校との交流研修会

12/7(木)物部中学校の教員が物部小学におじゃまして、1年生の
算数の授業と6年生の英語の授業を参観しました。児童・生徒指導部会、
学力向上部会など、5つの部会に分かれて、子どもたちが9年間の連続性
のある学びが効果的にできるように話し合いをもちました。この取組は
今年で3年目ですが、11月の小中合同清掃活動(クリーンアップものべ
2017)を実施し、具体的動きがなされるようになり、1歩前に進む
ことができました。最後の講評では、「これから、9年間を見通し、義務
教育終了時の理想像を描いて、発達段階に沿った到達目標を作成できれば
良いのではないか」ということで話をしました。
 小学校、中学校の先生とも熱心に協議し、小中連携は着々と進んでいる
と感じました。
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朝会(校長講話)

 12/4(月)~10(日)は第69回の人権週間です。そこで、「思い
やり」について話をしました。
 1つの説話に則って二人の先生に実演してもらいました。2つの世界
(地獄と天国)ともおいしい御馳走がありました。その御馳走は2メー
トルほどの長い箸でつかまないと
  
食べることができません。地獄にいる人たちは、長い箸でつかんだ御馳走
を自分の口にもって行けなくて食べられませんでした。天国にいる人たち
は、長い箸でつかんだ御馳走を他の人に食べさせていました。同じ場所や
環境でも、そこにいる一人一人が自分のことしか考えていなければ、そこ
は地獄の世界になり、一人一人が他の人のことを思いやれれば、そこは天
国の世界になるのです。
 象形文字の「手」を2つ合わせた文字が「友」になります。クラスの仲
間が漢字の意味のように、手と手を取り合って助ける友だちになれば、喜
びは何十倍にも、そして、苦しみ悲しみは限りなく小さく小さくなる。
 みんなで、居心地の良い学級、学年、学校、地域にしよう!
 イチローが3,000本安打を達成したときのことば
「僕が何かすることで僕以外の人たちが喜んでくれることが、今の僕に
とって何よりも大事なことを再認識した瞬間でした。」

めざす生徒像の中のひとつ   〈至誠〉は校訓の中のひとつ
◎ 心豊かで誠意のある生徒〈至誠〉

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下野杯サッカー大会の応援に行ってきました

12/3(日)に、氏家中学校にて、下野杯サッカー大会2回戦が行われ

ました。
対鬼怒中戦 負けましたが、天気がよく温かい日でしたので、選手は汗

いっぱいかいて、最後まで全力でプレーしていました。試合後の悔しい表

情に、これからの頑張りを感じました。必ず勝つ日が来ると信じています。
 
 

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芳賀郡市卓球団体リーグ戦大会の応援に行ってきました

12/3(日)真岡市体育館において芳賀郡市卓球団体リーグ戦大会が行われ、応援に行ってきました。女子団体2組だけの出場でした。男子2人が応援来てくれていました。1組は準優勝しました。1,2年生とも、6月の頃に比較して、とても上達していました。卓球に打ち込む姿を見て、うれしく思いました。
 
 
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2年生のマイ・チャレンジの意義

11月15日(水)~17日(金)の3日間、2年生がマイ・チャレンジ(社会
体験活動)を実施しています。ねらいは、
①地域における人とのかかわりを主とした社会体験活動を通して、生徒に生きる力や感謝の 心を育み、主体的に自己のあり方や生き方を見つめさせること。
②地域の人々と生徒の関係を持続化・深化させることにより、地域における教育力の掘り起こしを行う。
黙々と働くことも大切だが、体験場所の大人の人との会話がしっかりできるように、また、お世話なった方への感謝の気持ちを表せることが大切であると、指導しました。また、自分がこれから生きていく社会はどんな世界かを知り、どのように生きていくか考えてほしいと、課題を与えました。
  
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小中合同清掃活動の意義

11月13日(月)、物部小学校の3~6年生と物部中学校の全生徒が
合同で、物部地区5カ所(桜町陣屋跡・二宮神社・物部小学校・物部中
学校・専修寺)において、清掃活動を行いました。小中連携の目的は、
小中学校のつなぎによって中1ギャップ(中学校1年生に多い不登校)
をなくすことにありますが、それ以外の目的として、2つ考えています。
①小中学校教職員による授業参観や授業研究、教育についての話し合い
 によって、教職員の資質の向上を図ること。
②小中学生が合同で活動することによって、小学生は、「どんな中学生
 になりたいか」の目標づくり、中学生は、小学生に頼りにされること
 による自己肯定感・自己有用感の高まり。
  
12月7日(木)には、物部小学校の授業を物部中学校の先生が参観する
ことになっています。
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真岡市音楽祭に行ってきました

11月12日、真岡市音楽祭を見てきました。本校の吹奏楽部の2年生が
参加し、真岡東中、久下田中などの生徒と一緒に、臨時の合奏団を組みま
した。「アフリカンシンフォニー」など3曲を発表してくれました。
なじみの曲で楽しむことができました。
「吹奏楽部の2年生、大変すばらしかったです。」
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PTA研修旅行に行ってきました

11月11日、PTA研修旅行で、海ほたる→浜焼き食べ放題→木更津アウト
レットに行ってきました。参加者24名で、楽しい会話、会食、買い物に満喫しました。
PTA本部役員さんの企画で、バスの中も大変楽しい時間を過ごすことができました。PTA本部役員さん、ありがとうございました。
  
  海ほたる 風強く少雨          景色より食欲
 
  次は何食うべ~             アウトレットの大道芸
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11月朝会 表彰・講話

表彰を行いました。県新人陸上競技大会、芳賀教育美術展、芳賀地区英語
スピーチコンテスト、芳賀地区駅伝競走大会の賞状を授与しました。
 
       県新人陸上競技大会表彰       芳賀教育美術展表彰
 
芳賀地区英語スピーチコンテスト表彰  芳賀地区駅伝競走大会表彰

 今月は、2年生マイ・チャレンジ、3年生進路決定の時期ということで、
「夢を育む」と題して、「進路」「生き方」について話をしました。
日本人の平均寿命はどんどん延びていて、今の人の平均寿命は80歳代
ですが、40歳くらいの人の平均寿命は90歳代、中学生くらいの人の
平均寿命は100歳以上になると言っている学者もいます。人生はとて
も長くなるということですから、どんな職業に就くかは人生がよいもの
になるかどうかに大きく影響します。長い人生を生き抜くためにも、一
生に一度の人生を伸び伸びと生きると共に、たくましさを身に付け自ら
進んで社会のことを考え、多様な人と協働して問題を解決していく力を
身に付けてほしいと思います。そのために、人生の目標、志をもってほ
しい。
 4月の質問紙調査では、
「将来の夢や目標をもっていますか?」
  3年-物部中:87.1% 栃木県:75.2% 全国:70.5%
  2年-物部中:61.9% 真岡市:70.4% 栃木県:74.4%
  1年-物部中:91.7% 真岡市:87.8% 全国:83.7%
 ニューヨークヤンキース田中将大選手の高校選択理由を紹介、
 精神的に弱くて負けた中学時代、「自分を一番伸ばしてくれる高校」と思い、駒澤大学附属苫小牧高校を選んだ。普通の中学生は、甲子園に行ける学校と考えるが、田中選手は違っていた。自分をよく知っていたからでしょう。
 元広島カープ 鉄人と言われた衣笠祥雄選手のプロ球団選択理由を紹介、ドラフトがなかったので、「いろいろな球団のキャッチャーを調べ、一番弱いキャッチャーのいる広島を選んだ」と講演会で話をしていました。自分を生かせる場を真剣に考え選択。
 サッカー日本代表 イタリア セリエA インテレ・ミラノ 長友佑都選手の中学校時代の恩師が語った新聞記事を紹介、「『努力』の土台は中学時代にできたと自負している」  中学校3年間は自分の土台をつくる時期である。
自分の人生を決める貴重な3年間。
 万象具徳・・・二宮尊徳先生の教え  「どんなひとにも よさがある」
        (一部抜粋)       「もののとりえを ひきだそう」
                   「ひとのとりえを そだてよう」
                   「自分のとりえを ささげよう」
 夢をつかむためのポイント3
  1.目標をもってコツコツ努力できること〈積小為大〉
  2.自分のよさをみつけられること〈分度〉➔たくさんの人とかかわ
              り、授業・部活動・行事に真剣に取り組むこと
  3.世の中に貢献すること〈推譲〉
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10月朝会(校長講話・表彰)

今回は「睡眠と朝食」について話をしました。

  4月の各種テストの質問紙調査の結果より
 「朝食を毎日食べていますか。」の肯定回答の割合
  3年:物部中87.1% 栃木県94.0% 全  国83.2%
  2年:物部中90.5% 真岡市91.1% 栃木県93.5%
  1年:物部中100%  真岡市95.1% 全  国94.9%
 ※「朝食を食べないときがある生徒」は、3年:4人 2年:4人 1年:0人
   9月実施の「睡眠・朝食調査票」では、3年:7人 2年:5人 1年:4人
  と増えていました。

 「毎日、同じくらいの時刻に寝ていますか」の肯定回答割合
  3年:物部中67.7% 栃木県77.3% 全  国75.6%
  2年:物部中52.4% 真岡市77.8% 栃木県75.6%
  1年:物部中63.9% 真岡市60.0% 全  国57.7%
   ※7月実施の「家庭学習についての保護者アンケート」の結果
   「お子さんに早寝・早起き・朝ご飯を実行させていますか(「自分ででき
   ている」を含む)」の肯定回答割合は、
    3年:78.1%(32人中25人)
    2年:82.1%(39人中32人)
    1年:77.5%(40人中31人)

      『朝食・睡眠に課題あり』と考えられる。
 
「平日、テレビ・DVD・ビデオを一日2時間以上」の回答割合
  3年:物部中45.2% 栃木県48.4% 全  国49.1%
  2年:物部中42.9% 栃木県50.5%
  1年:物部中52.3% 真岡市46.3% 全  国44.8%
   ※3時間以上の割合(人数)
    3年:22.6%(7人) 2年:26.2%(11人) 
    1年:22.2%(8人)
 「平日、テレビゲーム(コンピュータゲーム・携帯式ゲーム等)一日
 2時間以上」の肯定回答割合
  3年:物部中42.0% 栃木県33.7% 全  国:37.6%
  2年:物部中35.7% 栃木県35.7%
  1年:物部中13.9% 真岡市23.7% 全   国:21.9%
  「睡眠・朝食調査票」では、「朝すっきり」と感じる生徒は少数でした。
     『午前中の不快感(朝すっきりしない)の原因は睡眠不足にあり』
   
年々改良(悪)され、おもしろくなっているので、親子で制限の約束が
   必要
です。

  2時間以上ゲームやネットをやっている人は「ゲーム依存症」とか「イン
  ターネット依存症」(やらないといられない症状)となっています。中高
  生に多く、大きな問題となっています。中学生になってスマホを買ってか
  ら急に成績が落ちたという生徒がたくさんいます。このことは小学生のう
  ちに何とかしなければと言われています。4月の3年生の生徒質問紙によ
  る調査では
  「携帯電話・スマートフォンを持っていない生徒」の割合は約20%、6
  人でした。栃木県では約30% 全国では約20%でした。
   午前10時から11時に眠くなる、あくびをしている場合には睡眠が足
  りていません。
   それでは中学生は何時間寝ればよいか。ある研究グループの発表では、
  中学生は8時間と言っています。ぎりぎり短くても7時間です。
   睡眠を科学すると、子どもの睡眠は、深くかつ長いことが特徴です。浅
  いレム睡眠によって 脳を発達させ、深いノンレム睡眠によって、成長ホル
  モン(メラトニン)がでて、体を成長させます。このレム睡眠とノンレム
  睡眠が約90分間あり、繰り返します。つまり、9時間寝る人 は、このく
  り返しが3時間で2回だから6回繰り返されます。成長ホルモンの分泌量
  が減ってしまうと、体の発育に支障がでるだけでなく、我慢ができなくな
  ったり、イライラしたりして、切れやすい子になってしまうと言われてい
  ます。また、記憶力、思考力も減退して、授業中あたまにはいってこない
  し、成績も落ちてしまう可能性があります。
   朝、家の人に起こしてもらう習慣が付いている人が多くいます。自分で
  何でもやる主体性 が身に付かなくなります。
  「睡眠・朝食調査票」は、2週間、自分の睡眠時間、朝食、起床、朝すっ
  きりしているかどうかについて、自分を振り返ってもらいたく、記入して
  もらいました。自分のことが分かったでしょうか。

  「睡眠・朝食調査票」からの良い点は、
  ・7時間以上の睡眠、毎日朝食をとっている生徒が多くいました。
  ・振り返りをみると、睡眠時間の大切さについて前向きに考えている生徒
   が多くいました。   
  改善しなければならない点は、
  ・少数ですが、1週間の中で睡眠時間がばらばらだったり、極端に睡眠時
   間が少ない日があって、3~4時間しか寝ていない生徒もいました。
   0時間という日がある生徒もいました。
 睡眠時間と自尊感情にも関係があり、『自分を大切に思っている人は睡眠
時間も長い』結果になっています。

  たくさんの人が表彰されました。
    
 吹奏楽部・合唱部 銀賞   芳賀芸術祭 入選・佳作   

          
  郡市新人剣道大会 3位     800m・1500m 1位              






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朝会の校長講話より

  9月の校長講話は「自己肯定感を高めよう」というテーマで話をしました。
   自己肯定感とは、「自分は生きる価値がある、誰かに必要とされている」と
 いう、自らの価値や存在意義を肯定できる感情のことをいう。前向きな感情と
 もいえる。
  なぜ「自己肯定感」が大切なのか? 自己肯定感が高い子どもは、自分に
 自信があり、何事にも挑戦していく強い心をもっているから大切です。
  いろいろな調査で、日本の若者の自己肯定感は低いという結果が出てい
 ます。日本は、国際比較をしても、数学や理科の学力は世界でも上位になっ
 ていますが、学んだことを社会で生かすための土台になる「自己肯定感」は
 世界の中でも下位の方です。
  本校の実態調査の結果より(真岡市総合学力調査〈1年〉とちぎっ子学力
 学習状況調査〈2年〉全国学力・学習状況調査〈3年〉の生徒質問紙より)
  【1年】「自分には、先生や友だちからほめられるような得意なことがある。」
   本校:77.8%  全国:75.5%  真岡市:74.3%
    *全国、栃木県と同程度 
  【2年】「自分はクラスの人の役に立っていると思う。」
    本校:33.3%  栃木県:55.0%  
      「自分には、よいところがあると思う。」
    本校:47.5%  栃木県:71.1%
      「自分の行動や発言に自信をもっている。」
    本校:28.6%  栃木県:51.3%
     *栃木県と比べて低い
      2年生は教科の得点は県や全国の点数を大きく上回ります。
      だから、自己肯定感が、高まればもっと大きく上がります。
  【3年】「自分には、よいところがあると思う。」
    本校:80.6%  全国:70.7%  栃木県:74.7%
     *全国や栃木県と比べてとても高い
      だから、行事等で3年生が下級生をひっぱて、生き生きとした
      活動になっていると思います。
  自己肯定感を高める方法は、
   ① 将来の夢をもつ。
     ・夢に向かって進むことで、周りの目が気にならなくなる。
     ・夢をもつことで、自分の基準で行動できるようになる。
   ② 自分をほめる。
     ・完璧主義を避け、よく頑張っている自分をほめる。
   ③ 分かち合える仲間を見つけ大切にする。
     ・自分のことを認めてくれる仲間がいれば安心する。
   ④ 成功体験を重ねる。
     ・些細なことでもよいから、成功体験を繰り返す。
     ・成功したときに、思いっきり自分をほめるようにする。
  運動会に続いて、10月の文化祭(桜町祭)でも自己肯定感が
 高められる行事にしたい。主体的に取り組んで、みんなのために
 活動し、一人一人のよいところをみせてほしい。また、友だち同士
 よいところを認め合ってほしい。君たちがもっている表現力の豊か
 さを披露してください。

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2学期始業式の校長式辞より

  夏休み中、大きな事故もなく安全に生活できたことを嬉しく思います。
  夏休みに入ってすぐの総合体育大会では、「県大会出場」や「勝利す
る」という目標は達成できなかった部が多かったですが、大切なことは部
活動の目的が達成できたかどうかです。部員間の人間関係を通して人
間性を高めること、学校生活を充実させること、将来に向けてスポーツを
愛する土台をつくることなどは、君たちの部活動に取り組む姿勢から十
分達成できたと思います。この部活動の経験を、3年生は進路実現の過
程において、1,2年生は新チームづくりや学級づくりの過程において活
かしてください。試合の負けは人としての負けではありません。私は準優
勝が一番よいと思っています。負ける経験を知っている人は人の痛みが
わかり、そこから立ち上がる生き方ができるからです。昔、甲子園3連覇
を目前にして達成できなかった、四国の池田高校という学校がありまし
た。この学校の蔦監督さんは、「この子たちにとって負けたことはよかっ
た」と言いました。勝つ経験しか知らないで終わってしまったら、人生にと
ってマイナスと考えたそうです。昨日のワールドカップ予選、対オーストラ
リア戦で得点に絡んだ、長友選手は、前回のワールドカップブラジル大会
で全敗し、これで引退も考えていたそうです。しかし、これでは終われない
と4年後をめざしたそうです。また、点を取った浅野選手、井手口選手はリ
オデジャネイロ五輪の1次予選敗退を経験しているそうです。負けの経験
が今に生きていると言うことです。
  さて、2学期は、運動会、文化祭、2つの大きな行事があります。行事で
自分のよさを発揮し、覇気のあるところをみせてください。主体性、自分か
ら進んで取り組む姿勢、創造力、人を感動させる企画力、協調性、みんな
と協力して集団のために尽くせること、このような力をつけ、自分を成長さ
せてください。
  そこで、校訓の「分度」「推譲」を確認します。
 1つめの「分度」は見通しを立てて計画的に行うことです。行事を成功させ
るためには用意周到な準備が大切です。自分たちでこのような運動会、文
化祭にしたいという構想をもって取り組んでください。
  2つめの「推譲」は人のために自分の力を尽くすことです。行事を成功さ
せるためには、人を喜ばして上げよう、人と共に喜び合おうという、尽くす
心が大切です。
  2学期は、「分度」「推譲」を心にとどめ、みんなで頑張っていきましょう。

 

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とちぎっ子学力アッププロジェクト第2回訪問

夏季休業の最終日に、とちぎっ子学力アッププロジェクトに係わる
事業として、学力向上専門員の先生に来ていただき、第2回研修
会を実施しました。8/1には、真岡市総合学力調査(1年)、とち
ぎっ子学力学習状況調査(2年)、全国学力・学習状況調査(3年)
の結果から、正答率の低い問題をピックアップしました。今回は、
それをもとに、各教科としての課題、学校としての課題を見いだ
し、学力向上改善プランの検討を行いました。専門員の先生から
は、本校の学習状況について指摘をいただき、今後の取組につい
ての方向性が明らかになりました。


   正答率の低い問題の授業を振り返り、改善策を検討


        社会科の分析と改善策を発表
10月と12月に、今回見いだした課題を解明するための授業研究
会を実施します。
全職員が、「生徒のため」「チーム物部」の合い言葉のもと、熱心に
議論をしていました。この成果を2学期以降に出したいと思います。
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2学期のスタート前に

7月実施の保護者アンケート・生徒アンケートの中から
  ※肯定回答の割合:「よくあてはまる」「ややあてはまる」の合計の割合
  保護者  「子どもは、学校や学級に行くのを楽しみにしている」 
                                                                                          91.6% (昨年12月との比-2.1)
  生 徒   「学校や学級に行くのが楽しい」              
                                                                                         84.4%  (昨年12月との比-8.2)
昨年度と比較して下がっています。今年度の目標として、「自己肯定感を高め、
覇気のある生徒」を掲げ、このような数字になってしまったことに責任を感じて
おります。2学期は大きな行事があります。行事を通して、教師と生徒の距離を
縮め、『楽しく、高め合う学校づくり』に尽力していきます。報道されているよ
うに、9月1日は全国で子どもの自殺が多い日になっています。新学期を間近に
控え、子どもたちに不安等が出てくることが原因のようです。真岡市教育委員会
の一斉メールにもあったように、相談したいことがある場合には、小さなことと
は思わずに、遠慮なく担任、学年主任、部活動顧問、話しやすい先生、管理職に
話をしてください。


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芳賀地区少年の主張大会を見てきました

8月24日、真岡市青年女性会館において、第40回芳賀地区
少年の主張大会が行われました。本校からは、3年生の松本さ
んが出場し、「先入観を持たずに」という題で、人とのつきあ
い方について、中学生らしい感性での発表がありました。とて
も堂々と自分の考えを発表し、優秀賞になりました。
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学力向上を目指して〈校内研修の充実〉

4月に実施した、「真岡市総合学力調査」(1年)「とちぎっ子学力学習状況調査」
(2年)「全国学力・学習状況調査」(3年)のそれぞれの結果を分析し、本校の課題
を見いだしました。8月31日には、学力向上専門委員の先生に来て頂き、課題
克服のための授業改善について話し合い、2学期の授業から実践していこうと考
えています。
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高田待ちで尊徳太鼓披露〈地域とともにある学校〉

8月1日(火)、高田山専修寺にて、「高田待ち」(祭り)がありました。そこで、本校の
生徒が、伝統芸能「尊徳太鼓」を、午後6時半からと7時半の2回披露しました。
地域の方からたくさんの拍手を頂き、生徒たちは満面の笑顔になっていました。
これからも、地域に貢献し、地域の良さを感じさせたいと思います。


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終業式の話より


  7/20(木)終業式を行いました。校長の話を紹介します。
  1学期を振り返ってみると、入学式、ういういしい1年生が入学してきました。
2,3年生の温かさ、1年生の意欲を感じました。部活動紹介、生徒総会、選手
壮行会、生徒会本部の人たちが、校訓の「至誠」(誠意をもってことにあたる)
を示し、活気のある行事にしてくれました。修学旅行、3年生が「時を守り 場
を清め 礼を正す」の模範を示し、添乗員さん、宿泊先の方から、お褒めの言葉を
いただきました。創立記念行事のドッジボール大会では、物中の家族的な雰囲気
がみられ、全員の力で盛り上がりました。2回の定期テスト、校訓の「分度」(見通し
をたてて計画的に行う)を示し、「積小為大」の精神で全力を出し切りました。平均
点の合計は各学年とも上場でしたが、さらに上を目指して頑張りましょう。部活動
の春季大会、各選手が強い相手に果敢に挑み、最後まであきらめない姿勢を見
せてくれました。生き方講話、講師の先生から、様々な人と関わり、考えを深める
こと、目的をもって取り組むことの大切さを学びました。君たちにとって大切な時間
を有意義に過ごすことができた1学期でした。
  夏休みのキーワードを2つ贈ります。
1つめは「できる」です。夏休み中、何か1つでいいから、目標をつくり、達成させて
ください。例を挙げると、夏休み中に、「鉄棒の逆上がりをできるようにする」という
目標をたてた子がいました。新学期が始まって、みんなの前で逆上がりをやってほ
められました。すると、1つの自信が他のことにもよい影響を及ぼし、いろいろなこと
でうまくいくようになりました。努力して達成したことは、きちんとした根拠(理由)があ
るので、その人を成長させます。物事をやっているのは人間で、人は感情で動いて
いるので、心のありさまはとても大きく影響します。
2つめは「命」です。今年の3月、大田原高校山岳部の生徒7名と顧問教師1名が、
雪崩事故で亡くなりました。自然災害は怖いものです。一昨年、夏休みに入って
すぐの7月23日に、日光市でスケートボードで道路に飛び出し、車にはねられ死
亡しています。将来に夢を抱いていた若い命が、一瞬のうちに断ち切られることに
なったのです。夏休み中、十分注意を払って事故に遭わないようにしてください。
  夏休みは、この2つのキーワードを心に刻んで過ごしてください。
  9月1日、ひとまわり大きく成長しみなさんに会えることを願っています、
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通信陸上競技大会に行ってきました

  7月8、9日(土、日)、栃木県総合運動公園陸上競技場で通信陸上競技大会が行われ、本校からは、共通女子1500M、共通女子800M、1年男子1500Mに出場しました。見事に、共通女子1500Mでは、全国大会参加標準記録を破り、全国大会出場を決めました。
 
 共通女子1500M第4位
1年男子1500Mでは第4位となり、表彰されました。
 
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7/5(水)全校朝会 校長講話

 
  バレーボール部近県大会表彰          校長講話
  7月5日(水)、1学期最後の朝会を行いました。
  校長講話から

「最後の夏 必勝法」~部活動に思う~
  校訓の「勤労」(自分の努力でものごとを切り拓くこと)をねらい
に、3年生最後の夏に向けて、モチベーションを高めることについて、
話をしました。
『なぜ部活動をするのか?』
部活動の目標(勝つこと、賞を取ること、うまくなることなど)は人そ
れぞれで、変わってもよいが、目的は同じです。
 『人間性を高めること、スポーツ・文化を通して学校生活を豊かにす
ること、スポーツ・文化を生涯にわたって親しむ心を育むこと』です。
スポーツをする理由を明確にすることが大切です。モチベーションがそ
の人の技術を上げ、上達の近道になる。初心を取り戻して、自分がスポ
ーツをする理由を思い出し、モチベーションが回復した例が数多く報告
されています。
  次に、私の部活動体験を話しました。中学校・高校時代は、先輩から
のいじめ、指導者からの体罰、本当に好きで始めた野球でしたが、野球
から逃げることばかり考えるようになってしまいました。従って、大会
では大失敗もし、よい思い出をつくることはできませんでした。学校の
先生になって、指導者として、子どもたちに野球の楽しさ、すばらしさ、
奥深さを知らせ、高校野球に繋がる指導をしたいと思うようになりまし
た。中学校の野球を20年以上してきて思ったことは人間力を鍛えるこ
とが勝利であるということです。その人の日常生活がプレーや演奏に現
れるということです。堅実なプレーは、日常の凡事(靴をそろえる、
あいさつする、気配りする、思いやる・・・・)を徹底することから生
まれるのです。  
  

   花を支える枝     結果を支える技
   枝を支える幹     技を支える体
   幹を支える根     体を支える心
   根はみえねんだなあ  心はみえねんだなあ
        みつを

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「生き方講話」への思い

  
   音楽         保健体育          社会
  たくさんの保護者の方に授業を参観していただき、ありがとうござい
ました。学校評価(ねらい:学校のめざしている目標の達成状況や
達成に向けた取組について評価すること、その評価結果を公表し、説明
責任を果たすこと、保護者、地域住民から理解と参画を得て、連携協力
によって学校を運営すること)のためにも、学校の様子を是非見ていただ
きたいと思っています。学力向上には、保護者の方が学校を知り、協力
・連携していくことが必要です。これからの子どもたちに求められてい
る能力の1つに課題発見・課題解決能力があります。上の写真の体育の
授業(バレーボール)では、映像で自分の動きを確認し、グループで問題
点の克服を話し合っています。このように、協働して、多様な考えに気
づき、自分の考えを深めていく中で、課題を解決していく能力を身に付
ける授業が展開されています。昔のような、知識を詰め込む授業だけで
は、これからの社会では生かせる能力にはなりません。知識はスマフォ
で検索すればすむ時代です。
  
     サトーカメラの専務さん                 考えることの大切さを伝える            真剣なまなざしで聞く生徒

    私は、今年の2月、次期学習指導要領は何をねらいとしているの
か、カリキュラムマネージメントで、学校は、教師は、何をしたらよ
いのかを学ぶために、「第21回教育シンポジウムin東京」に参加し
ました。サトーカメラ代表取締役専務の佐藤勝人 氏が記念講演の講
師でした。佐藤氏は、23歳で家業のカメラ店をチェーン化し、社員
ゼロから兄弟でスターしました。次期学習指導要領がめざしている教
育をいち早く実践し、従業員(アソシエイト)150名を育成しながら、
栃木県内18店舗まで「サトカメ」を拡大しました。販売シェア17
年間栃木No.1を達成させた若き経営者です。2000年からは経営コ
ンサルタントの仕事も始め、今では、外国まで指導に行って、中から
会社を建て直す手伝いをしているそうです。
    佐藤氏の話を聞いて、中学校に赴任したならば、生徒、保護者、そ
して先生方にぜひ聞かせたい、と思っていて、今回、実現したことに
感謝しています。これもひとえに、講演料なしで来ていただくという、
佐藤氏のおかげでした。東京と本校での話を簡潔にまとめ、紹介しま
す。

  佐藤氏は中学生で挫折し、ほとんど勉強せず、その結果、不安で不
安で仕方がない毎日だったそうです。人生の目的が24歳で初めて見
え、周りに尊敬できる大人がいなかったから、自分が尊敬される大人
になろう、人に影響を与える人間になろうと決めたそうです。人生の
「目標」は、あれが欲しい、こうなりたいなど常にあるが、目標は夢
と同じでかなわないことが多いし、ころころ変わる。ところが、目的
をみずに目標ばかり見ているから、人の足を引っ張ってまでも自分の
夢を達成しようとする。頭のよい子はだいたい「目標」だけ、できな
い子はそれすらもっていない。だから、「目標」は達成しなくてもい
い。「目的」は何か、それが大切だ、と語っていました。
  カメラ業界の売上高は、2000年をピークに、今は14分の1ま
で落ち込んでます。当時、佐藤氏は、デジカメが拡大してフィルムは
なくなってしまうだろうと思っていたそうです。しかし、大手の社長
は、140年続くフィルムの歴史と伝統が消えるはずはないと言って
いました。しかし、実際に、毎年、2割、3割と売り上げは落ちて、
さすがに気づいたそうです。大手の言うことを聞いていたらダメにな
る。もう信じない。そこで佐藤氏は、フィルムを買ってカメラを買っ
てフィルムを現像するという業界のビジネスモデルに見切りを付け、
自分たちで自立していくことを決意したそうです。それが2003年、
30代半ばだったそうです。
    これまでの「目標達成すればいい、売り上げ第一だ」という考え
を捨て、地域の人々の「思い出をキレイに一生残すために」を会社の
コンセプトにしたそうです。(これが目標より目的が大切ということ
でしょう。)その思いを18店舗を回って150人一人一人に伝えた
そうです。その結果、栃木県は全国平均の3~4倍
もカメラ、レンズ、写真が売れている県なったそうです。
  よく聞かれるそうです。「どういう教育をすれば、こんなに社員
さんが元気に生き生き働けるんですか?」 佐藤氏は誉めて育てるこ
とはしない」、そうすると上司に誉めてもらいたいから仕事をすると
なる。「お客さんに誉めてもらいなさい。」「感謝される人になろう。
ありがとうと言われる人になろう」と言っているそうです。そうした
ところ、従業員からいろいろな考え、案が出てきたそうです。つまり、
知恵、考える力が出てきたということです。これからの時代、人工知能
に勝つために、会社では十数年前から、課題解決提案型という商売の仕
方をしているそうです。問題にすら気づいていない人(つまり、思い出
をキレイに残すことのよさに気づいていない人、カメラで何をしたいの
かがわからない人)に問題に気づかせて売るということを考えたそうで
す。だから、全国平均の3~4倍というマーケットをつくることができ
たそうです。
 以上、講演の一部を紹介しました。

 学校で考えるなら、勉強する気のない子どもに、勉強する面白さを教
えて、自分から勉強させることになります。県教委の学力向上専門員の
戸田先生からも次のようなことばを教わりました。
  『平凡な教師は言って聞かせる。』
  『よい教師は説明する。』
  『優秀な教師はやってみせる。』
  『しかし最高の教師は子どもの心に火をつける。』
 本校では、子どもたちが「わかる、できる、もっとやってみたい」と
思う授業をめざし頑張っています。
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生徒との会食



6月14日(水)から生徒との会食を行っています。3年生は先週で終了し、今週からは2年生です。校長室にはあまり入ったことがないので、キョロキョロしている生徒が多いのですが、部活動のこと、クラスのこと、物部地区のこと、たくさん教えてくれています。校長室にある過去の卒業アルバムを見て、話題が盛り上がっています。素直で、礼儀正しく、よい生徒ばかりです。
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弁当の日

6月21日に、創立記念の行事として、ドッジボール大会が行われます。学年縦割りでA~Hチームにわかれ、8チーム対抗で行われます。私は、Aチームの監督です。今日はそのための作戦会議兼弁当による会食でした。大変盛り上がるとのことで、Aチームの生徒たちは、コーチの三浦先生の作戦を真剣に聞き、明日の優勝を確認し合っていました。                            
 作戦その1:元気に楽しむ
 作戦その2:使用する2個のボールを四角形の対辺にもっていき、後ろを向いた敵をあてる
 作戦その3:当たりそうになったらレシーブし、味方がキャッチする
 先生と生徒の距離が近い学校になっている要因の行事のようです。
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6月の朝会講話より

 校訓の「勤労」、教育目標の「自ら学ぶ人」「勤労を尊ぶ人」に関連して、『なぜ学ぶのか?』『どのような資質・能力を身に付けるのか?』について話をしました。
 私が子どもの頃(今から40年から50年前)は、高度経済成長の時期で、大量に物を製造して売る時代だったので、たくさんの知識を詰め込む教育が必要でした。今の子どもたちが10年後、15年後に大人になる頃は、超少子高齢化、グローバル化、人工知能の発達の時代になり、先が見えにくい時代になることでしょう。ある学者は、今の職業の半分はなくなる、つまりロボットができる仕事はロボットに任せる(実際に、自動車の自動運転、スパーでは買い物かごに入れて会計の場所におくだけで計算してくれるところがでてきている、病院も機械で会計ができる)時代になるだろうと言っています。
 そこで、生徒たちに、何のために勉強し、どんな資質・能力を身に付けなければならいかを考えさせました。「君たちは円の面積が求められます。そうです、(半径)×(半径)×(円周率)です。」このことが生活の中で役に立つと感じた人はいますか?・・・・・・テストでは役立っていますが、生活ではまったく使っていませんね。」「生活の中で役に立つ勉強は、知っていることを使って新たなものを発見することにあります。古代エジプトの時代に、ナイル川がたびたび氾濫し、土地の境が分からなくなり、縄張り屋さんという職業の人達が、3:4:5の直角三角形を発見し、測量したことによって土地の争いがなくなったと言われています。それが何度も続けられ、数学が発展しました。」
「円は三角形の集まりです。 
三角形の面積の求め方(底辺)×(高さ)×1/2から、円の面積の求め方が見つけ出せます。また、古代エジプトの数学者タレスは一本の棒でピラミッドの高さを求めて見せました。」   たくさんの三角形の底辺は全部集めれば円周の長さです。また、三角形の高さは、円の半径のことです。したがって、
(底辺)×(高さ)×1/2=(円周)×(半径)×1/2
              =2×(半径)×(円周率)×(半径)×1/2
              =(半径)×(半径)×(円周率)   となります。
「このように、知っていることを使って、新たな価値を見いだす能力が、これから、我々人間に必要な能力です。テストに出ることは、もちろん土台ですからできなければなりませんが、このような能力を身に付けようと勉強してください。授業の中の先生の問いかけに、『主体的・対話的に深く考え』てください。そして、生活の中で生かし、社会に貢献してください。」
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県春季卓球大会を見てきました

6/3(土)、県総合運動公園内のトレーニングセンターにおいて、県春季卓球大会個人戦が行われ、3年生の一人が参加しました。1回戦敗退でしたが、強い相手に堂々と向かっていく姿が、総体での活躍につながるでしょう。
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県春季陸上大会を見てきました

6/2(金)、佐野市運動公園陸上競技場で、県春季陸上大会が行われました。

共通女子800M惜しくも4位  ゴール前の粘りに感動しました

1年男子1500Mでは2位と、すばらしい結果を出してくれました。
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5月の朝会

 
5月17日の朝会は、1学期の学級委員の任命、校長の話、学習指導主任の話でした。
【校長の話より】
学級委員を中心によい学級をつくってください。よい学級とは、
①一人一人を大切にする学級
②何でも言える安心感のある学級
③高め合う学級
いじめが起こる原因は、人は自分と異なるものを嫌う傾向があるからです。人はみんな違いがあることを1枚の絵で体験させました。若い女性にも、年配の女性にも、どちらにも見える絵を見せました。
「自分とは異なっているところを、その人のよさと見てほしい。」
『いじめは、その人の人生を狂わせてしまいます』
『いじめのない、居心地のよい学校・学年・学級を』
『よい環境から、よい成長あり』
『本当に強さとは、優しさである』
二宮尊徳先生の教え・・・あらゆるものには徳がある・・・万象具徳
             どんなものにも よさがある
              どんなひとにも よさがる
             よさがそれぞれ みなちがう
             よさがいっぱい かくれている
             どこかとりえが あるものだ
             もののとりえを ひきだそう
             ひとのとりえを そだてよう
             じぶんのとりえを ささげよう
             とりえとりえが むすばれて
             このよは たのしい ふえせかい
学習指導主任からは、中間テストに向けての心構えについて、話をしました。 
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ご心配をかけました 復帰します

 腰椎椎間板ヘルニアの手術が無事に終了し、5月15日(月)から復帰できることになりました。大変ご迷惑をおかけしました。傷病休暇中、PTA総会で新しいPTA組織がスタートしました。前PTA役員の皆様には大変お世話になりました。平成29年度のPTA役員の皆様には、保護者と職員の橋渡しになっていただき、子どもたちのためによい教育活動ができるよう、互いの考えを出し合って取り組んでいきたいと思います。また、ゴールデンウィーク中には、郡市春季体育大会が行われ、各運動部はベストを尽くした試合ができたと聞いています。部活動の目的は、勝利をめざし目標をもって自主的に活動すること、同じ志をもった者が好ましい人間関係をつくり、人間性を高めていくことにあります。3年生にとっては、夏の総体が最後の大会になります。残り3ヶ月、しっかり自分を磨いてほしいと思います。
 3年生は、5月20日から修学旅行があります。校長に代わって、教頭が引率します。体験をとおして、身のある、思い出多き行事になることを願っています。
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保護者会に向けて〈地域とともにある学校〉

4月28日(金)は授業参観・PTA総会等・学年保護者会があります。教員は保護者の方とともに心を育てていこうと、道徳の授業の準備をしています。授業をよく見ていただき、家庭でお子さんと振り返って話をしていただければ、効果は倍増します。よろしくお願いします。
ところで、私事になりますが、5月中旬まで、椎間板ヘルニア手術のため学校を休ませていただくことになってしまいました。大変申し訳ありません。PTA総会での校長あいさつは、教頭先生に「私からのあいさつ文」を読んでもらうようにお願いしました。私の考えている学校経営について説明をします。どうぞご理解いただき、ご協力をよろしくお願いいたします。6月30日の保護者会では、皆様の前であいさつをさせていただきます。また、その日の「生き方講話」では、講師にサトーカメラの専務さんに来校いただき、子どもたちにとって今後の生き方の指針となるような話をしていただく予定です。ご期待ください。
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入学式《豊かな心》

  
満開の桜の中で入学式が行われました。
校長式辞(一部抜粋)
  新入生40名の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんの入学を在校生、職員一同心待ちにしておりました。心から歓迎いたします。今日から皆さんは歴史と伝統のある物部中学校の生徒となりました。ただいまの呼名に対して、堂々とした返事は、これからの中学校生活での希望と期待に満ちあふれていました。必ず、すばらしい中学生になってくれると確信しました。
  いよいよ今日からスタートする中学校の三年間は、皆さんの長い人生からすればほんの短い期間ですが、心も体もそして学力も一生のうちで最も伸びる大切な時期です。中学校で学んだことは生涯忘れず、大人になってからの生活の基盤になると言われています。
  さらに、本校は二宮尊徳先生の教えが今なお息づいており、その教えを校訓にしています。従って、尊徳先生の教えで再生した物部地区をさらに発展させるために、本校職員と本校生徒には、明日の物部地区を担う人間を育てること、明日の物部地区をしょって立つ人に成長することの使命があります。
  そういった大切な三年間のスタートである入学にあたり、新入生の皆さんに校訓の中の「至誠」と「勤労」の2つを話し、歓迎と期待の言葉にしたいと思います。
  一つめの「至誠」についてです。至誠とは、「まごころ」のことです。相手を思う、うそのない本当の気持ちです。中学校の三年間でたくさんの人と関わることとなるでしょう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・相手を思う、うそのない本当の心、「まごころ」をもってつきあえば、人から信用され、慕われ、当てにされ、頼られることでしょう。中学校の三年間は、人のために尽くせる自分をつくるために、また、人から信頼される自分をつくるために、「まごころ」を育む期間であると言ってよいと思います。お互いが信頼という絆で結ばれた学年を創ってください。
  二つめの「勤労」についてです。勤労とは、ただ一生懸命働くとか、勉強するという意味だけではありません。社会に役立つ成果をめざして働いたり、勉強したりという意味もあります。これからの三年間の学習、生徒会活動、学校行事、部活動を通して、世の中に出たときに社会に貢献できる能力を身に付けてください。これからの時代は、人工知能の発達、高度情報化時代と言われ、先が見えにくい世の中になります。その時頼れるのは知識・知恵です。この三年間でしっかり勉強してください。先生から教えられた知識を覚えるだけでなく、それらを活用して、新たな知恵を生み出せるように、友達と議論し合い、深く学ぶ習慣をつけてください。
  校訓の中の「至誠」「勤労」について申し上げました。心を1つにして、至誠・勤労の人になれるようにがんばっていきましょう。
  保護者の皆様に申し上げます。お子様のご入学誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。本日から皆様のお子様をお預かりいたします。全職員が一致協力して皆様のご期待に添うよう、一人一人の生徒を見守り、育んでいきたいと思います。
  中学生は心と体の成長の最も激しいときです。保護者の皆様もお子様の言動に戸惑うことがあるかも知れません。家庭も学校も子どもを教育するという同じ立場です。保護者の皆様と、共に子どもたちを育てていきたいと考えております。本校では、学習や行事、部活動での成功体験によって、自己肯定感を高め、覇気のある生徒、学校づくりに努めて参りますので、皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、式辞といたします。
      平成29年4月10日   
            真岡市立物部中学校長    清宮敏明
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卒業式

3年生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
本日の私の式辞を掲載しておきます。

式 辞

 校庭に吹く風も暖かさを増し、春の訪れを感じる弥生のこの良き日、真岡市産業環境部長成毛純一(なるけじゅんいち)様を始め、多くのご来賓のみなさま、保護者のみなさまをお招きし、平成二十八年度物部中学校卒業式をかくも盛大に挙行できますことに、心よりお礼申し上げます。

 ただ今、晴れて卒業証書を手にした 37名の卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。一人ひとりの凛々しく堂々とした姿に、九年間の義務教育を終え、自ら選択した新しい道へ旅立つ強い決意が感じられます。
 卒業生のみなさんは、この物部中学校のリーダーとして、あらゆる行事の先頭に立ち、見事に本校の歴史と伝統をつないでくれました。特に、一、二年生とともに本気で取り組んだ運動会や文化祭では、見ているものに多くの感動を与えました。今年の運動会は、縦割りの紅白戦となり、3年生の強い統率力を必要としました。初めての試みにもかかわらず、あなたがたは見事その大役を果たし、「一生懸命は人を感動させる」そのことを我々大人に教えてくれました。合唱コンクールでの魂のこもった「親知らず子しらず」そして「走る川」。どちらの曲も、十数人での合唱とは思えない美しく力強い仕上がりとなりました。また、授業や部活動においても集中力と積極性にみちた豊かな時間を共有してくれました。
 3年前に、小学校の先生方から、「この子たちは、心根の優しい子たちです」と、引き継ぎを受けました。心根が優しい、それはどういうことか、この3年間で我々教職員は、その意味を知りました。
 さて、我々の人生の持ち時間を平均80年として、それを一日24時間に置き換え、生まれた日を午前零時とすると、あなたたち15歳は、人生時間の今何時頃にいると思いますか?ちなみに私は現在60歳。これを80:60=24:Xの比例式に当てはめると、私の人世時刻は現在午後6時。これから、夜のとばりのおちた時間の中を明かりを灯しながら進むことになります。さてみなさんの比例式80:15=24:Xの答えは、明け方の4時半になったばかりです。日の出前の4時半。みなさんは、まだ眠っていく時刻。これからもうすこし眠って、起きて、朝日を浴び、一日の活動をはじめよう、まさにそんな時刻です。夢に向かって胸膨らませ、何かを新たにはじめる。すべては「まさに」これからです。
 ここで、朝4時半にいるみなさんへ、午後6時にいる私から、2つアドバイスをします。ひとつは「失敗をおそれずに」。失敗を恐れてなにもしないのは、ゼロのかけ算と一緒で答えはいつもゼロです。『本気』は周りを動かし『熱意』は不可能を可能にします。
もうひとつは「小さな目標を積み重ねることです。「夢」の実現には今このときの1つ1つの行動が連続しています。華やかな夢の実現の裏には実は地味で目立たない小さな努力が積み重なっているのです。ご家族をはじめ、あなたを支えてくれる多くの方々の応援を追い風に、大きく羽ばたいてください。みなさんが手にした「未来行き」のチケットは「あきらめない限り、いつまでも有効」です。 
 最後になりましたが、保護者の皆様、お子様のご卒業誠におめでとうございます。入学以来、さまざまなご心配やご苦労を経て、今日のこの日を迎えられたことと思います。教職員一同、これからも卒業生の成長を楽しみにしております。また、3年間本校教育にご支援ご協力を賜り、厚く感謝申し上げます。
 それでは、卒業生一人一人が失敗を恐れず、地道な努力を積み重ね、それぞれの夢を実現させることを期待するとともに、みなさんの未来に「幸多かれ。」と心から願い、式辞といたします。  

                     平成二十九年三月九日          

                     真岡市立物部中学校長 岡 直美

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